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(写真=PIXTA)

相場もようやく日経平均が2万まで戻ったものの2万円を付けたことで妙な安心感が出ているような感じです。とはいっても欧米での金融政策を巡っての懸念などもあり、しっかりと買い上がり難いという感じです。

為替も円安気味ですが、これまでのように素直に円安を好感するようなこともなく、慎重な見方となっており、中国経済への不安もあまり取りざたされなくなったといっても買い材料には乏しいということで冴えない展開が続くかもしれません。

米国株が軟調となったことから売り先行となりそうです。円安に振れている分下げ渋りとなるのでしょうが、米国利上げ必至とみられるなかで新興国などへの影響を取りざたする向きも出て来そうです。また、日経平均が2万円を抜け切れないということでの達成感も出て、手仕舞い売りを急ぐ動きもありそうです。新興市場銘柄など小型銘柄でも手仕舞い売りに押されるものも多くなりそうです。

2万円水準が上値となるような雰囲気になって来ました。いったん下値を試す動きなのでしょうが、目先的には1万9700円水準や1万9500円水準までの調整となってもおかしくない感じです。円安となっていることもあり、1万9700円水準では下げ渋りとなるのだと思います。


本日の投資戦略

米国株が冴えない展開となると米国利上げによる世界的な信用収縮は織り込んでいるものと思っていても不安が募るという感じです。新興国などへの影響が取りざたされ、新興国通貨などが売られるとさらに不安が増しそうです。今のところ円安に振れていることで日本市場への影響は限定的となりそうです。

ただ、日本株式市場も日経平均が2万円を抜け切れない状況にあり、ここが大きな節目と意識されてしまうと抜けるだけの材料が必要と言うことになりそうです。いったん利益を確保する動きも加速されそうで、出遅れか感が強い銘柄などの物色でどこまで下支えとなるかどうかということになりそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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