(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

毎年恒例となりそうですが、大発会から大きな下落となりました。年初から売られるという展開になっていますが、特に改めて中国の景気が鈍化したということでもなく、米国の景況感も利上げの影響を懸念しているだけということだと思います。為替にしても年明けの一過性の円高と言う可能性もあり、地政学リスクも今に始まったことではないとなると、ここからさらに大きく売られるということはないのではないかと思います。

あまりに楽観的に見過ぎているのかもしれませんが、特に年が明けてから何が変わったということでもなく、昨日の相場でも東証マザーズ指数が堅調となっていたように決して株式市場から資金が出ているということでもなく、あくまでも一過性、すぐにでも戻り歩調となるのではないかと思います。長引いたとしても節分まで続くということでもなく、今週一杯というような感じではないでしょうか。

米国株が大きく下落、為替も円高となったことや夜間取引やシカゴ市場(CME)の日経平均先物が大きく売られていたことから売り先行となりそうです。ただ、米国市場でも最後は売られすぎの反動から買戻しも入り下げ幅を縮小したように、売り一巡感が出てくれば買戻しや買い直しが入り、戻りを試す動きになるのでしょう。引き続き中国の株価などを気にする向きも多いのでしょうが、足元の業績などから売られ過ぎているものも多く、買い直されるものも出て来るのでしょう。

1万8000円を意識する水準まで先物の夜間取引で売られました。さすがに1日で1000円も下げるといったんは下げ渋りとなるものと思われ、いったん1万8200円水準まで下落するようなことがあってもすぐに1万8500円~600円水準での値固めとなってくるのではないかと思います。為替動向や先物の仕掛け的な売り買いに反応しそうです。

本日の投資戦略

またも「中国発」ということで大発会から大きな下落となりました。特に中国の株が下がっても問題はないはずなのですが、昨年も一昨年も年初から大きく下落していたことからの連想も働いて売りが売りを呼ぶ格好となりました。夜間取引でも先物が大きく売られていたように、指数先行型と言うことであり、特に何がどうしたということでもなく下がるから売られ、売られるから下がるということなのでしょう。

昨年の8月の急落相場も思い起こされて大きな下落となっています。ただ、昨年8月や、昨年1月、一昨年の1月と違い、はっきりとした理由がないなかでの下落であり、比較的短期間で戻すのではないかと思います。長引いたとしても週末のオプションSQ(特別清算指数)算出まで、あるいは米雇用統計の発表までの調整ということだと思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

【編集部のオススメ記事】
2017年も勝率9割、株価好調の中でもパフォーマンス突出の「IPO投資」(PR)
資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
株・債券・不動産など 効率よく情報収集できる資産運用の総合イベント、1月末に初開催(PR)
年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)