(写真=Thinkstock/Getty Images)
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4日の東京市場は、中国財新製造業PMIが悪化したことから、リスク回避の流れとなり、海外市場序盤に118円69銭の安値を付けた。ただ、米国株が下げ幅を縮めると、119円台前半まで値を戻してニューヨーククローズとなった。

5日の東京市場は、中国株の下げ止まりから、119円71銭まで上昇する場面もあったものの長くは続かなかった。海外市場では、再びリスク回避の流れから、118円78銭まで下落した。その後は大きく動くことはなく、119円前後での推移となった。

6日の東京市場は、北朝鮮の水爆実験報道などから、リスク回避的な流れとなったことで、119円を割り込み、海外市場でも、原油先物価格の下落などをきっかけに一時、118円23銭まで下落した。ただ、米ADP雇用統計が良好な結果となったことで、118円台半ばまで値を戻した。

7日の東京市場は、中国当局の元基準値引き下げや中国株で再びサーキットブレーカーが発動したことなどからリスクオフの展開となり、117円台後半まで下落し、海外市場で、117円32銭の安値を付けた。その後、中国がサーキットブレーカー規制の停止などを発表したことで、一時、118円台まで値を戻したものの、リスク回避の流れは変わらず、117円台前半でニューヨーククローズとなった。

8日の東京市場は、元基準値の引き上げからリスク回避の流れが和らぎ、118円台半ばまで上昇。海外市場に入り、注目されていた米雇用統計の失業率が5.0%で市場予想と一致、非農業部門雇用者数はプラス29万2000人と市場予想を上回ったことで、118円台後半まで上昇した。しかし、平均時給が伸びていないことでドル円相場の上昇も伸び悩んだ。

今週の為替展望

今週注目の経済指標は、12日の12月景気ウォッチャー調査、13日のベージュブック、14日の11月機械受注、15日の米12月小売売上高、米12月生産者物価、米12月鉱工業生産・設備稼働率などである。

今週の外国為替市場は、注目された米雇用統計にサプライズはなく、前週のリスク回避の流れが継続する可能性が高い。特に、トレンドを変化させるほどの経済指標もないことから、中国当局の元基準値や中国株に左右される展開となるだろう。

テクニカル面では、ボリンジャーバンドはローソク足が移動平均線を下回り、-2σを超える水準まで下落しており、週足14週のRSIにおいても、30%台後半まで下落している状況だ。さらに、日足ベースでみると、ボリンジャーバンドはローソク足が-2σを下回り、RSIは、20%台後半まで下落している。

以上を考慮すれば、中国景気の減速によるリスク回避の流れや、北朝鮮、中東情勢の地政学的リスクから、円買いの流れが想定される。ただし、テクニカル面の割安感から、一定の円売りドル買いフローもあると考えられるため、中立からやや弱気で考えるべきだろう。(ZUU online 編集部)

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