Children at school
Children at school / Lupuca


インターナショナルスクールと聞いて、外国人のための学校というイメージがあるかもしれませんが、日本人の生徒も増えています。しかし、通学する日本人が少ないせいか、情報が限定的です。はたして日本にいながら英語で学ぶ学校とはどのようなものでしょうか?


インターナショナル入学を希望する日本人

そもそもインターナショナルスクール(以下、インター)は、「法令上特段の規定はないが、一般的には、主に英語により授業が行われ、外国人児童生徒を対象とする教育施設であると捉えられている。」(文部科学省)とあり、国内の認可外の教育機関のため、国からの交付金もなければ、日本の義務教育で施される教育、つまり学習指導要領とは関係のないカリキュラムが実施されています。しかしながら昨今の国際結婚の増加による二重国籍児童の増加、帰国子女の増加、そして教育感の多様化から進学先の選択肢の一つとして考える日本人が増えています。


昨今のインターナショナルスクール事情

かつては現地人である日本人は門前払いの傾向がありましたが、昨今、インター側の事情も変化しています。リーマンショック(2008年)および東日本大震災(2011年)の影響により外国人家庭が急激に減少したために、経営事情から日本人生徒の門戸を広げています。ただ日本人枠を設けている学校もあるため、一概にどこでも簡単に入学できるというものでもなさそうです。


受験と入学後の生活

ではどうすればインターに入学することができるのでしょうか?

東京で顕著に見られるパターンとしては、0~3歳からプリスクールと呼ばれる英語で過ごす幼稚園に入園。その後4~5歳のときにプリスクールからキンダーガーデン(プリスクールという名称の学校もあるが、紛らわしいため以下、キンダーガーデン)のあるインターを受験の上、入園しそのまま小学部へ入学、もしくはプリスクールから小学部を受験し入学するという方法です。

もちろんプリスクールを利用せずインターの小学部を最初の入り口にすることも可能ですが、インターとしては「外国籍、兄弟枠、キンダーガーデンからの持ち上がり」を優先せざるを得ないため、受験するときに最初から小学部を受験するのは狭き門になりがちです。また、プリスクールは本人の英語力はそれほど重視されませんが、小学部受験時の本人の英語力は重要な入学要件のひとつになってきます。しかも、一口にプリスクールと言っても、インターとコネクションを持つプリスクールもあるだけでなく、プリスクールで作成してもらう英文の推薦状や生徒評価表がキンダーガーデンやインター受験時に役立つこともあるため、インター入学を視野に入れている場合はプリスクールも見極める必要があります。

基本的に学校説明会・見学会参加→願書提出→保護者面接・入学考査という流れですが、受験の中で最も重視されるのが面接です。面接はすべて英語であり、インターを選択した理由や教育方針などを英語で受け答えする必要があります。しかしながら昨今の日本人生徒の増加にともない、受験時に日本人通訳が同席する学校もあります。

入学後は各学校のカリキュラムに基づいて様々ですが、個々の考えを尊重し、深く考え、発表させて自信と満足感を与える内容であることが多いです。最近はi-padを一人一台保有し、授業や学校通達が行われる学校もありますし、規模の大きな学校だと広大な校庭・屋内温水プール・カフェテリアが併設されており、スポーツや文化系のクラブ活動やボランティア活動もさかんに行われています。夏はサマースクールを設けて勉学以外の活動を推進したり、放課後に語学力をカバーするための補習授業をする学校も見られます。