(写真=PIXTA)
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おはようございます。今朝はまん丸い月が雲にかすんで何とも不思議な感じでしたが、 株式市場も特に何もないなかで悪い材料を取りざたしては売られるという感じ です。ようやく原油安やマイナス金利を言わなくなった感じです。 マイナス金利への誤解も徐々に解けてくるものと面ますし、 原油安や金利安効果が目に見えてくれば買い直されるものも多くなりそうです。

今朝の新聞で三越伊勢丹 <3099> の社長のコメントで「 アナリストから業績不振店は閉めるべきだと言われる」 というコメントがありましたが、こうした短絡的な効率化を求める考えがいっこうに日本の経済が好転しない 理由ではないかと思います。これだけ金利が低い=資金が潤沢、 なのですから、社会貢献と言うわけではないのでしょうが、企業が「ムダ金」 を使うことも必要でしょうし、 業績不振店を改善するというチャンスではないかと思います。 社長は「雇用は守らないといけない」とまともな考えですが、「 モノ言う株主」などが企業に効率化ばかりを求めることが企業の活動をかえって委縮さ せているのではないかと思います。投資効率は考えなければなりませんが、「 社会のなかでの企業の役割」も考えた方がいいと思います。

米国株安を受けて本日の日本市場は冴えない展開となりそうです。 昨日のように売り難さが見られれば下げ渋り、 売られすぎの修正などから堅調な地合いとなるのでしょうが特に買い材料があるということでもなく、 主力銘柄を中心に売られたものが買われ、 買われたものが売られるような目先の持高調整が中心となりそうです。 幕間つなぎ的に値動きの良い小型銘柄などが目先筋の物色対象となりそうです。

1万6000円水準を割り込んだところでは売り難さも見られましたが、 本日も下値を試す動きから買戻しなどが継続的に入ってくるかどうかと言う ことになりそうです。 1万6000円台での値固めとなるかどうかと言うところですが、 1万6000円を割り込んで底堅さが見られれば1万6000円水準で落ち着いた動きになるのでしょう。

本日の投資戦略

ようやく落ち着いたかに見えた原油価格も再度軟調となり、 米国株も大きく下落したことから冴えない展開となりそうです。ただ、 原油安に対してはメリットのある企業も多く、 為替が大きく円高に振れるということでもなければ、底堅さは見られそうです。 昨日の夜間取引でも下値をむきになって売り叩くということでもなく、売れば儲かるという雰囲気でもなく、 落ち着いた動きになってきそうです。

先物主導で右往左往する動きには変わりないのですが、 改めて配当などを見直す動きも出ているようです。 いわばマイナス金利の効果と言うことなのでしょうし、 株式市場から大きくお金が流出しているということでもないので、 そこまで悲観する必要もないと思います。 下がれば買われるという場面もありそうです。


清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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