加齢とともに身体は老化していくものです。男性も40代になると自分の体の老化現象に気づくことでしょう。また、三大疾病のリスクも40代から一気に高まります。

ビジネスでもっとも活躍できる40代を健康に、アクティブに過ごすためには、30代から健康を意識した生活を心掛けることが重要です。

資産運用でリスクヘッジをするように、自分の健康資産へのリスクヘッジも心がけるべきでしょう。リサーチデータを見ながら、30代として、すぐ目の前にある大きな健康リスクについて確認し、健康投資について考えてみます。

40代の男性はどのような老化を感じている?

健康投資
(画像=PIXTA)

40代の男性に老化について聞いた調査があります。化粧品大手のマンダムが発表した「40代男性 加齢意識調査」です。この調査では老化を感じる点について「顔・身体・頭髪などの見た目の変化」「身体の変化・不調」「意識・行動の変化・その他」に分け、回答を得ています。

以下がそれぞれのカテゴリの上位3項目です。

▽顔・身体・頭髪などの見た目の変化
1位(39.7%):白髪が増えた
2位(33.0%):太った(お腹が出てきた)
3位(19.5%):頭髪が薄くなった、抜け毛が増えた

▽体の変化・不調
1位(27.5%):視力が落ちた、老眼が出てきた
2位(23.1%):体力の低下、疲れやすくなった
3位(12.2%):身体能力や運動神経の低下を感じる

▽意識・行動の変化・その他
1位(8.4%):健康を気にするようになった
2位(3.3%):病院にいくことが増えた
3位(2.9%):食べ物に気を使うようになった

白髪が増えたり、抜け毛が増えたり、老眼が出てきたりといった点は、本人の努力だけではなかなか解決しにくい問題で、老化現象として一定程度は本人も受け入れるしかないでしょう。

一方、「太った」「体力の低下」といった点についてはどうでしょうか。本人の心掛け次第で、メタボリックシンドロームにならないよう食生活を改善したり、定期的に運動をするようにすることで体力を維持したりすることもできます。

食生活の改善や定期的な運動をしていくことは、40代になってから日々を健康に過ごすために非常に重要なことなのです。

40代になると三大疾病のリスクも一気に高まる

40代になると「がん」「心疾患」「脳血管疾患」の三大疾病のリスクも一気に高まります。国土交通省が2017年に発表した年代別の死因順位でも、この3つの疾病が「40~44歳」と「45~49歳」でいずれも上位となっております。

▽40~44歳
1位:悪性新生物(がん)
2位:自殺
3位:心疾患
4位:脳血管疾患
5位:不慮の事故

▽45~49歳
1位:悪性新生物(がん)
2位:自殺
3位:心疾患
4位:脳血管疾患
5位:不慮の事故

がんや心疾患、脳血管疾患といわれても、30代ではピンとこない人も多いかもしれません。しかし、事実として40代の主な死因となっています。

あと10年というスパンにおいては、世代として恐ろしい現実が待っていることは、あらためて確認しておくべきでしょう。

こうした死に直結する三大疾病を防ぐためには、メタボリックシンドロームや加齢による体力の低下などを防ぐためのときと同じように、食生活の改善や定期的な運動をすることが非常に重要です。

それでは具体的には、どのような点に注意をしていけばよいのでしょうか。

運動や食生活の改善で三大疾病など生活習慣病を防ぐ

「ガン」「心疾患」「脳血管疾患」の三大疾病は、糖尿病や高血圧症などとともに生活習慣病に数えられます。

糖尿病や高血圧症は心疾患や脳血管疾患の危険因子となるため、こうしたいずれの生活習慣病にもならないよう心掛けることが重要です。

厚生労働省は生活習慣病の予防について「身体活動・運動」「栄養・食生活」「飲酒」「たばこ」でそれぞれ注意点を説明しています。

例えば「身体活動・運動」であれば「息が弾み汗をかく程度の運動を毎週60分」を健康のための目標としています。

「栄養・食生活」では、適正体重を維持することや主食・主菜・副菜を組み合わせて摂取することが重要だとしています。「飲酒」については「健康な男性であれば、一般的には1日にビール500ml程度なら『節度ある適度な飲酒』と考えられています」と説明しています。

また、ストレス耐性をつけることやストレスをためないようにすることも非常に重要です。ストレスはうつ病や自律神経失調症の発症などにつながるほか、身体面では高血圧や消化性潰瘍などを引き起こすこともあります。

30代のころから健康への「先行投資」を

加齢とともに老化や病気のリスクは高まってしまいます。ただ努力次第で健康の増進は可能で、多少のお金や時間をかけてでも病気の予防などに努めるのが賢明です。

こうした考え方を「健康投資」と呼び、フィットネスジムなどの会員費のほか、最近では健康投資の一環として有料の健康アプリを使っている人も増えてきました。

お金は掛かりますが、将来の健康を考えれば先行投資として決して無駄にはなりません。

人間ドックや健康診断を定期的に受けることも健康投資の1つです。病気になる前に疾患リスクを早期に発見できれば、長く健康な生活を過ごせることにつながります。

企業にお勤めであれば、定期健診があるかと思いますが、最近では任意でより詳細に健診を受けられるサービスも増えており、会社の定期健診では見つけられない健康、そして死のリスクへの対策もなされています。

たとえば歯の健診は、「心疾患」「脳血管疾患」の一要因とされる歯周病の予防、治療につながるため、時間と費用を投資したい健診として注目されています。

最後になりますが、重要なことは、若いうちから生活習慣の改善や健康投資を心掛けていくということです。

40代の健康と30代の過ごし方は鏡のようなものです。30代のうちからその後の健康を意識し、三大疾病を含む生活習慣病にならないよう取り組んでいくことが、40代を健康に過ごすためのポイントとなります。

※KRD Nihombashiは健康保険の使用ができない、自由診療の健診施設です。 健診は、スタンダード、ライト、「歯・目・血」、プレミアム、レディースの各コースをご用意しており、 料金はスタンダードAコースで13万7500円、Bコースで12万1000円、プレミアムでは男性コース22万円、 女性コースは24万8000円となっています。各コースともに、70項目以上の検査項目を実施し、 受診者さまの健康管理をサポートいたします。料金の詳しくは以下をご確認ください。
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