冬場に特に広がりやすい感染症。今年は新型コロナウイルスの蔓延もあり、よりしっかりと対策したいところです。こうした感染症対策では、じつはお口のケアがとても重要であることはご存じでしょうか。この記事では、日々多忙なビジネスパーソンでも可能な口腔ケアの方法について解説します。

感染症の予防に口腔ケアが重要な理由は?

口腔環境カイゼン策
(画像=stock.adobe.com)

そもそもなぜ感染症の予防に口腔ケアが重要となってくるのでしょうか。その理由としては、口の中に体に害を及ぼす細菌が多くなることで口腔の免疫力が落ちてしまうことが挙げられます。口の中にはさまざまな細菌がいるものですが、そのうち体に害を及ぼす細菌が増えることで、細菌と免疫力のバランスが崩れてしまうのです。

新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスは、口からの感染リスクが高いウイルスです。そのため口腔ケアをしっかりすることで体に害を及ぼす細菌を減らすことができます。これによって免疫力を高めておけば、おのずと感染リスクが低くなることにつながっていきます。

歯周病にも注意です。体に害を及ぼす口の中の細菌として歯周病菌が挙げられますが、この歯周病菌が出すプロアテーゼと呼ばれる酵素は、口の中の粘膜を傷つけるため、ウイルスに感染しやすい状況をつくりだしてしまいます。そのため、歯周病にならないように努めることのほか、すでに歯周病にかかっている場合は歯周病を早期に治療することが重要です。

感染症によるビジネスパーソンの時間的損失

新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症にかかったら、ビジネスパーソンは大きな時間的損失を余儀なくされます。入院や自宅待機で仕事ができない状態となると、業務やプロジェクトの遅延に直結するからです。

インフルエンザに感染した場合は最低でもおおよそ1週間自宅待機をする必要があるほか、新型コロナウイルスの場合は入院後退院するまでかなりの期間にわたって働けない状況が続きます。

また本人が新型コロナウイルスにかかった場合、その本人の濃厚接触者は14日間の自宅待機と外出自粛を余儀なくされることから、同僚などにも迷惑をかけてしまいます。

そのほか、感染症にかかることで本人の健康管理に対する評価が勤め先で下がってしまい、重要なプロジェクトを任せてもらいにくくなる、といったマイナスの影響も出てきかねません。

口腔環境悪化の4つのシグナルとその原因

このように感染症は仕事上の観点からもビジネスパーソンにとって大敵ですから、口腔ケアは日頃からしっかりしておくべきです。とくに口腔環境が悪化した際には、いますぐにでも口腔ケアを始めるべきでしょう。口腔環境の悪化を示す4つのシグナルを紹介します。

口腔環境悪化のシグナル1:口内炎

口内炎は、生活習慣の乱れや栄養バランスの偏りなどによって抵抗力が落ちてしまい、口の中の粘膜が弱くなることで発生しやすくなります。

口腔環境悪化のシグナル2:口臭

口臭も腔内環境悪化のシグナルです。口の中の自浄作用が弱くなると、口臭を発生する細菌が増えやすくなるからです。

口腔環境悪化のシグナル3:歯周病

歯磨きなどがしっかりできておらずプラーク(歯垢)がたまると、歯周病菌が繁殖しやすくなり、歯周病の原因となります。そのため歯周病も口腔環境悪化のシグナルであると言えます。

口腔環境悪化のシグナル4:ドライマウス

ドライマウスにも注意が必要です。ドライマウスの原因はさまざまですが、ドライマウスになると唾液の量が恒常的に減るため、口の中の抗菌作用や自浄作用が弱まってしまいます。

口腔環境を改善する3つの習慣

重要なことは、口腔環境悪化のシグナルが表れたからといって口腔ケアを始めるのではなく、日頃から口腔ケアを欠かさないことです。

しかし、ビジネスパーソンの場合はあまり多くの時間を口腔ケアに割けない事情もあります。そこでビジネスパーソンでも今すぐ実践できる気軽な口腔ケアの方法を紹介します。

朝いちばんの歯磨き(5分)

朝一番の歯磨きは必ずするようにしましょう。歯磨きの時間は「最低5分」が目安です。テレビのニュースを観ながら、歯磨きしながらでもできるストレッチをしながら、というように一石二鳥の方法を考え出すと、やりがいもあり習慣化しやすくなります。

しかし、歯の磨き方が悪ければ本末転倒です。大事なことは、歯の膨らんでいるところではなく、歯の根元あたり、歯肉(歯ぐき)とつながる歯の付け根をていねいにブラッシングすることです。一度歯科医院に行って磨き方の指導を受けるのもよいでしょう。

毎食後の口ゆすぎ(1分)

朝と夜の歯磨きだけではなく、毎食後に口をゆすぐことも効果があります。勤務先や外出先では歯ブラシを持ち歩いていないケースも多いですが、口の中を1分間ゆすぐだけで、口内炎のもととなる食べカスなどをかなり落とせます。

夜はしっかりデンタルフロス&歯間ブラシ(歯磨きと合わせ10分以上)

そして夜はゆっくり10分以上、歯磨きと合わせてデンタルフロスや歯間ブラシも使い、しっかりと歯の汚れを落としましょう。一般的に歯磨きだけで落とせる汚れは約6割と言われており、フロスや歯間ブラシを使うことで8割程度まで除去率が上がるとされています。

お口周りの生活習慣改善は投資効果抜群!

口腔ケアはあまりお金がかかるものではありません。本人の意識次第で続けることができ、感染症予防にもつながることから、ビジネスパーソンの自己投資としては非常にコストパフォーマンスが高いものだと言えるでしょう。

まだ口腔ケアをしっかりとできていない人は、新型コロナウイルスの感染防止対策をきっかけに、お口周りに生活習慣をぜひ改善してみてはいかがでしょうか。

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