【無料モニター募集】働き盛りの世代が受けたい睡眠検査。睡眠が引き起こす深刻な健康リスクとは

30代・40代の働き世代には、「仕事が忙しいから」といった理由で睡眠不足が慢性化している方も多いでしょう。しかし睡眠トラブルの影には、恐ろしい健康リスクがひそんでおり、睡眠を疎かにしないよう意識することはとても大切です。私たちが健康的な生活を送るうえで欠かせない「睡眠」をテーマに、睡眠医学の権威であるS’UIMIN 取締役会長・筑波大学 教授 柳沢正史氏にお話をうかがいました。

▽教えてくれた人

柳沢正史先生
柳沢正史(やなぎさわまさし)先生
筑波大学医学専門学群・大学院医学研究科博士課程修了。31歳で渡米、 テキサス大学サウスウェスタン医学センター教授とハワードヒューズ 医学研究所研究員を2014年まで24年にわたって併任。2010年に内閣府 最先端研究開発支援プログラム(FIRST)に採択され、筑波大学に研究室を開設。 2012年より文部科学省世界トップレベル研究拠点プログラム 国際統合睡眠医科学 研究機構(WPI-IIIS)機構長・教授。2017年にS’UIMINを起業し、取締役会長を務める。 紫綬褒章((2016年)、朝日賞、慶應医学賞(2018年)、高峰記念第一三共賞、茨城県民栄誉賞、文化功労者(2019年)など受賞・顕彰多数。趣味はフルート演奏。

目次

  1. 睡眠医学の2つの謎――なぜ人は眠る必要があるのか?眠気の正体とは?
  2. 睡眠不足は立派な病――働き世代に忍び寄る睡眠障害
  3. 睡眠中に突然死のリスクも――睡眠障害がもたらす深刻な健康リスク
  4. 睡眠不足のサインと質の良い睡眠をとるための対策
  5. 睡眠にまつわるよくある疑問
  6. 酔いながら仕事しているようなもの――睡眠不足は仕事のパフォーマンスを悪化させる
  7. たくさん眠ると本来の自分に気づける――睡眠とQOLの関係
  8. S’UIMINの睡眠検査×KRD Nihombashiの健康診断
  9. モニター受診募集のご案内
    1. モニター受診者の募集概要

睡眠医学の2つの謎――なぜ人は眠る必要があるのか?眠気の正体とは?

――最初に、先生がとくに関心をもって解明に取り組まれている「なぜ眠る必要があるのか」「眠気とは何なのか」というテーマについて教えてください。

柳沢正史氏(以下、柳沢氏):「なぜ眠る必要があるのか」という疑問は、古代ギリシャ時代から科学哲学者の間で論じられてきました。しかし、いまだに明解な答えは出ていません。

睡眠というと、身体や脳が休息しているというイメージをもつ方も多いでしょう。ですが、脳は決して、睡眠中に”休んでいる”というわけではないのです。私たちは入眠するとレム睡眠とノンレム睡眠を周期的に繰り返しますが、大脳が休んでいる状態といわれるノンレム睡眠時、脳の代謝や血流は覚醒時(目が覚めているとき)とほとんど変わりません。レム睡眠時は、むしろ覚醒時より活発になることがわかっています。

動物の進化の観点でいうと、眠りに落ちて外界をシャットアウトするというのは、非常にリスキーな行為です。それにもかかわらず、すべての動物が眠るのはなぜなのか。

私は、睡眠が脳の機能を維持するために必須なのだと考えています。たとえるなら、コンピュータをオフラインにして、メンテナンス作業をしているイメージです。ただし、いまだに推察の域は超えておらず、はっきりとしたことは解明できていません。

――眠る必要性はいまだに解明されていないのですね。それだけ睡眠が奥深いということだと思いますが、眠気のテーマについても教えてください。

柳沢氏:眠気は、人間が睡眠を制御・調節するためのメカニズムと考えられます。これは、一時期流行した「睡眠負債」という言葉でイメージすると、わかりやすいかもしれません。

私たちは、眠らないと次第に「睡眠欲求」が増していきます。ただ横に寝転がっているだけでは、決して睡眠欲求は解消されません。眠気を解消する唯一の方法は、眠ることです。

しばらく眠らないでいると、不足した睡眠時間が負債のように積み上がっていきます。やがて脳は、負債を“返済”するために睡眠をとろうとします。これが眠気です。私たちの脳は直近の睡眠時間を憶えていて、それが不十分であれば眠気をもよおし、睡眠時間を調節しようとするのです。

私たちのラボでは、主に生化学的なアプローチで眠気の研究をしています。まだ明解な答えは出ていませんが、眠気の蓄積には脳内のタンパク質の”リン酸化”が関わっていることがわかってきました。眠気がたまると、タンパク質のリン酸化が進み、それが睡眠欲求を生んでいると考えられます。

睡眠不足は立派な病――働き世代に忍び寄る睡眠障害

睡眠問題
睡眠の問題は、さまざまな健康問題の一因となりうる

――働き盛りの世代では、寝付きにくいなど「睡眠障害」が気になる方も多いと思いますが、睡眠障害とはどんなものなのでしょうか?

柳沢氏:睡眠障害は幅広く使われる言葉で、睡眠にまつわる悩み事があれば、それはすべて睡眠障害に分類されます。本当にたくさんの睡眠障害があり、種類によって原因も治療法も深刻度も異なります。

日本の働き世代に圧倒的に多い睡眠障害は、「睡眠不足」です。昼間に激しい眠気に襲われ、脳の障害などを疑って来院される方も多いのですが、そのほとんどは睡眠不足です。

――睡眠不足も睡眠障害に分類されるのですか。

柳沢氏:睡眠不足は、「睡眠不足症候群」という立派な睡眠障害です。自ら必要な睡眠時間を確保しない、いわば自分で自分の首を絞めている状態です。週末に睡眠時間が延びる方や、昼間に眠くなる方は、睡眠不足症候群の疑いがあります。

睡眠不足症候群の治療法は、睡眠時間の確保以外にありません。

――睡眠障害というと「不眠症」も有名ですよね。

柳沢氏:不眠症は、働き世代の5人に1人が経験するといわれています。不眠症の場合、睡眠不足とは異なり、寝る時間を確保しても眠ることができません。眠りたいのに眠れないのが不眠症です。

入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、睡眠維持の障害などさまざまなタイプがあります。慢性的な不眠症になると、眠気、イライラ、気分の落ち込みなどの症状が出るようになります。

不眠症でクリニックに行くと、『眠りたいけれど、眠れない』など患者の訴えをもとに睡眠薬などが処方されます。しかし、実際に睡眠を計測してみると、『実は眠れていた』というケースも少なくありません。2~3分で入眠しているのに、患者本人は『寝付けずに1時間経った』と感じている「睡眠誤認」という状態です。

現在の医療では、このような計測をしないまま睡眠薬が処方されることも多々あります。しかし、安易に睡眠薬を飲むのは、当然ながら健康上望ましいとはいえません。

不眠症の原因は多岐にわたりますが、確実にいえるのは、慢性化する前に手を打つべきということです。健康な人でも、ストレスを感じると2~3日眠れなくなることはあります。それが慢性化すると不眠症になり、治療が遅れるほど症状が固定化するので、早めに食い止めなければなりません。

――睡眠不足や不眠症以外に、深刻な睡眠障害はありますか。

柳沢氏:睡眠中に呼吸が止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群」は、突然死にもつながる深刻な病気をもたらす可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群では、吸気で気道内圧が陰圧になった時、舌根部・咽頭部が後ろに落ち、頻繁に呼吸が止まります。その後20~30秒は、呼吸努力をしても空気を吸うことができません。その結果、一過性の低酸素血症が生じます。

すると脳に「酸素濃度が下がっている」と危険を伝えるシグナルが送られ、非常事態を察した脳が意識のないまま覚醒します。このときに大きないびきをかく人も多いでしょう。

睡眠時無呼吸症候群になると、多い人では1分に1回は低酸素状態になり、脳が覚醒することになります。溺れているのと同じくらいの緊急度で、1分に1回脳の呼吸中枢がたたき起こされるとなると、健康リスクが高まるのは明らかです。さらに睡眠の質が下がることで、何時間寝ても昼間に眠くなるなどの症状が現れます。

ただし、いびきや昼間の眠気がないからといって、睡眠時無呼吸症候群ではないと判断するのも危険です。軽症で眠気を感じる人もいれば、重症なのに眠気などの自覚できる症状が一切表れない人もいます。検査するまで気づかないケースも少なくありません。

睡眠時無呼吸症候群は人間特有の病気で、人間以外の動物にはみられません。言語能力を獲得する代わりに、睡眠時無呼吸症候群が表れたといわれています。

睡眠時無呼吸症候群の治療では、鼻に装着したマスクから空気を送り込むCPAP治療を行います。また睡眠時無呼吸症候群は、主に仰向けに寝ている時に起きるため、身体にフィットする抱き枕などで、横向きに寝る工夫をするという治療法もあります。

睡眠中に突然死のリスクも――睡眠障害がもたらす深刻な健康リスク

――睡眠障害が、睡眠以外の健康リスクをもたらす可能性はあるのでしょうか?

柳沢氏:睡眠時無呼吸症候群を放置すると、さまざまな病気のリスクが上がります。

低酸素状態になると交感神経の影響で血圧が急上昇し、吸気努力を続けている間には大動脈の血圧が上昇します。呼吸が止まり血圧が急上昇するタイミングで、「脳卒中」や「心筋梗塞」「大動脈解離」「大動脈破裂」などを引き起こす可能性があります。

また、睡眠時無呼吸症候群の影響で、睡眠中に突然死してしまうこともあります。統計にも、突然死の総数が増えることがわかっており、まさに命にかかわる病気といえます。

――睡眠障害は、どういった人が気を付けるべきでしょうか?

柳沢氏:働き世代で眠気を感じるなら、まずは睡眠不足を疑ってください。不眠症は若い頃からなる人もいますが、高齢者になると圧倒的に増えます。

睡眠時無呼吸症候群は骨格や肥満と関連しており、男性に多いのが特徴です(女性も更年期以降になると、罹患リスクがあります)。太るほど悪化する傾向があり、年齢とともに脂肪率が増えれば、睡眠時無呼吸症候群も悪化しやすくなります。また、痩せていても、生まれつき気道が細いと重症化リスクが高まります。

家族や知り合いに、いびきの大きさなどを指摘されたことがあるなら、早めに検査を受けてください。突然死のリスクを下げるためにも、早期発見・早期治療が大切です。

睡眠不足のサインと質の良い睡眠をとるための対策

――質の良い睡眠をとれていないサインにはどのようなものがあるのでしょうか。

柳沢氏:代表的な症状は昼間の眠気やイライラ、気分の落ち込みなどです。ただ、こうした症状から、睡眠の質が低下していると自覚できている人は、そう多くありません。なぜなら、睡眠中は意識がないため、睡眠の質を自覚することは難しいからです。

またサインがなくても、睡眠障害を抱えているケースもあり、検査しない限り正確にはわからないのが実情です。

――質の良い睡眠をとるために、どんな対策方法があるのでしょうか。

柳沢氏:言葉遊びのようですが、睡眠の質で一番大事なのは睡眠の量です。短い睡眠ほど質が悪くなるので、まずは睡眠時間を確保してください。

また、睡眠環境を見直すことも大切です。電気をつけっぱなしで寝ることはないか、ラジオや音楽を聴きながら寝ていないか、騒音はないか、朝まで快適な温度が保たれているかを確認してみてください。質の良い睡眠のためには、暗さ・静けさ・適温が重要です。

また、就眠時間と起床時間を、週末も含めてほぼ一定にすることも大切です。働き世代だと難しく感じるかもしれませんが、”週末も含めて”一定にするのがポイントです。

――どうしても睡眠時間が短くなってしまった場合はどんなことを心がけるとよいでしょうか。

柳沢氏:2~3時間しか寝ていない場合や徹夜をした場合、翌日は睡眠を取り戻すことを優先してください。就眠時間と起床時間を一定にすること以上に、睡眠負債を少しでも解消することが優先です。

昼過ぎに短い仮眠をとる「パワーナップ」を試してみるのも1つです。仮眠によって、午後から夕方にかけてのパフォーマンスが上がるでしょう。

睡眠にまつわるよくある疑問

――ここからは、睡眠に関するよくある疑問について教えていただきたいと思います。まずは、適切な睡眠時間について、先生のお考えを教えてください。

柳沢氏:適切な睡眠時間には個人差があるため、まずは自分に必要な睡眠時間を探すことがスタート地点です。自分にとって必要な睡眠時間は、操作的に探すほかありません。

具体的な探し方として、まずは5日間でよいので週末も含めてほぼ一定の睡眠時間を保ちつつ、普段より30分長く寝てみてください。試してみて普段より昼間の調子がよいと感じたら、それまで睡眠不足だった可能性が高いといえます。

目覚ましアラームなどをかけなくても自然と目覚められるようになり、二度寝することもなく、昼間も眠くならなければ、睡眠時間が足りているとわかります。

試してみると、大人の場合、6~8時間が適切な睡眠時間という方が多いはずです。

――「ショートスリーパー」「ロングスリーパー」という言葉をよく聞きますが、本当に存在するのでしょうか?

柳沢氏:真性ショートスリーパーや真性ロングスリーパーは、数百人から千人に1人の割合で存在するといわれています。しかし、自称ショートスリーパーのほとんどは無自覚の慢性的な睡眠不足です。

実は睡眠不足でも、眠くなるとは限りません。眠気を感じていなくても、たくさん眠った翌日にパフォーマンスが上がるとしたら、それは睡眠不足ということです。

――早寝早起きは本当に健康によいのでしょうか?

柳沢氏:いわゆる「体内時計」には個人差があり、朝型・夜型は実際に存在します。体内時計の周期が24時間より少し長いと夜型になり、少し短いと朝型になります。この周期は遺伝子で決まっており、持って生まれた体質なので、変えることはできません。

体内時計に合った睡眠習慣が理想であり、最も健康によいといえます。ですので、誰にとっても早寝早起きが健康的かというと、そうではありません。

また、個人レベルで見ると、年齢によって朝型・夜型の程度が少しずつ変化していきます。平均値をとると、子どもは朝型が多く、思春期以降は急速に2時間ほど夜型にずれます。20~30代までは夜型で、中年以降は朝型に変わる方が多い傾向があります。高齢者になると、より朝型になります。これは生物学的な要因によるものと考えられています。

一方で、朝型の方が精神的に健康ということもわかっています。これは、社会的な影響によるものです。朝早くから出社して早めに退社しても批判されませんが、遅くに出社して遅くまで仕事をしていると、問題視されるでしょう。そのため、朝型のほうが”うつ”になるリスクが低く、社会的な不適応にいたりにくい傾向があります。

――平日の睡眠時間が短くても、週末にたくさん寝れば、ある程度の疲れは回復したと感じるビジネスパーソンも多いと思いますが、本当にそうなのでしょうか?

柳沢氏:平日に睡眠負債を抱えてしまった場合、一部でも睡眠負債を返すため週末にたくさん眠ったほうがよいのは事実です。ですが「週末に寝だめをすればよい」と考え、平日の睡眠時間を削るのは危険です。そもそも睡眠負債は、週末の2日程度ですべて返すことはできないため、どんどん蓄積していくことになります。

「エクステンデッドスリープ」という実験で、好きなだけ寝るよう被験者に指示すると、適切な睡眠時間へと落ち着くまでに約一週間かかります。睡眠負債を返そうと思ったら、本来は一週間必要なのです。週末だけで返すことはできません。

また週末にたくさん寝ると、「睡眠中央時刻」にズレが生じるというデメリットもあります。睡眠中央時刻とは、就寝時刻と起床時刻を足して2で割った値です。金曜日に夜更かしをして、土曜日の朝遅くまで寝たとすると、それだけで睡眠中央時刻は数時間ズレます。

仮に睡眠中央時刻が2時間ズレたとすると、2時間分の時差を自分で作っていることになります。これは、週末に日本からインドネシアに旅行し、月曜日の朝に帰国したのと同じ状態です。「週末に寝すぎて調子が悪い」と言う人がいますが、時差ボケと考えた方がわかりやすいでしょう。

整理すると、一番重要なのは平日に睡眠負債をためないことです。もし睡眠負債がたまってしまった場合、週末はたくさん寝る必要がありますが、睡眠中央時刻のズレには注意してください。また、週末の2日程度で睡眠負債は返しきれないと認識しておく必要があります。

――昼間に仮眠をとるパワーナップは効果的なのでしょうか?

柳沢氏:パワーナップは効果的ですが、あくまで非常手段です。本来、人間は昼間に起きているようできています。昼間に眠くなる、眠ろうとして眠れるということは、睡眠が不足している証拠です。

寝だめと同じで、「昼寝すればよい」と考えるのではなく、そもそも睡眠不足に陥らないようにすることが大切です。

酔いながら仕事しているようなもの――睡眠不足は仕事のパフォーマンスを悪化させる

――先生は、睡眠に関するさまざまな研究をされていますが、睡眠が仕事のパフォーマンスにどんな影響を及ぼすのか、興味深い研究結果があれば教えてください。

柳沢氏:睡眠不足になるとパフォーマンスが落ちることは、学術的にも明らかです。完徹後は、ほろ酔い状態よりさらに脳のパフォーマンスが悪化します。徹夜明けに仕事することは、お酒を飲んで仕事するのと同じなのです。

また、完徹でなくとも1日6時間など、本人にとって短い睡眠を一週間続けると、同じくらい脳のパフォーマンスが下がるとわかっています。よく「日本人の生産性が低いこと」が指摘されますが、日本の働き世代の深刻な睡眠不足からすると、当然と言わざるを得ません。

頭を使う仕事ほど脳のパフォーマンスが重要なので、しっかり睡眠をとることが大切です。もちろん、ミスが致命的な事故につながる仕事でも、睡眠不足には注意すべきです。

たくさん眠ると本来の自分に気づける――睡眠とQOLの関係

――睡眠は、仕事のパフォーマンス以外に日ごろの生活にも関係しそうですね。

柳沢氏:睡眠不足が、QOL(生活の質)にマイナスの影響をもたらすことは間違いありません。ですが、そもそも睡眠不足を自覚するのが難しいことから、多くの方はイライラ・元気が出ない・スッキリしないといった不特定の症状を当たり前のこととして受け入れてしまっています。

一度、十分に寝てみないと、睡眠不足にはなかなか気づけません。たっぷり眠ることで、どれだけ脳のパフォーマンスが上がるのか、気分が明るくなるのか、本来の自分の力に気づけるでしょう。

S’UIMINの睡眠検査×KRD Nihombashiの健康診断

S'UIMIN×KRD Nihombashi
2021年9月、KRD NihombashiとS’UIMINは協業を発表した

――柳沢先生が取締役会長CSOを務めるS'UIMINと、精密な健康診断サービスを提供するKRD Nihombashiで協業サービスが開始されることになりました。睡眠検査と健康診断の組み合わせにはどのような可能性があるのでしょうか。

柳沢氏:自分自身の健康を知る上で、睡眠検査は重要度が高いと考えます。むしろ従来の健康診断に睡眠検査が入っていなかったことが、不思議でなりません。

今回の協業サービスによって、受診者は自分自身の睡眠の質を客観的に知ることができ、健康増進に向けた取り組みに活かすことができます。

健康診断の結果の中でも、睡眠は改善しやすい項目です。私に言わせれば、健康を維持するためのダイエットより、睡眠の改善のほうが簡単です。人間は、飢餓と数百万年戦いながら進化してきました。生物学的にも、たった数百年の飽食の時代に、簡単に食欲を抑えられるわけがありません。

睡眠検査が、健康増進に向けた取り組みの第一歩として、私たちの身近な項目になることを期待しています。

――S’UIMINの睡眠検査では、具体的にどのようなことがわかるのでしょうか?

柳沢氏:S’UIMINの睡眠検査では、在宅で睡眠不足や不眠症などの疑いや程度を判定できます。

「血中酸素飽和度計」といった専用の計測器で寝ている間の血中度酸素濃度を測れば、脳波と組み合わせることで、かなりの確度で睡眠時無呼吸症候群の疑いを確認できます。たとえ症状がなく無自覚でも、病気のリスクに気づけるのです。

頻度の高い睡眠障害に加え、「ナルコレプシー」や「むずむず脚症候群」など、数十人から百人に1人以下の病気も発見できます。

――働き盛りの世代が、仕事のパフォーマンスを上げるため、睡眠検査を受けることには意義がありそうですね。

柳沢氏:そうですね。睡眠の状態を自覚できるのは、働き盛りの世代にとって大きなメリットと言えます。「眠れている」と思っていても、客観的に睡眠の質が悪いとわかったら、原因や改善方法が気になるもの。客観的に自分の睡眠の質を知ることで、睡眠と真剣に向き合えるようになるはずです。注意を向けることが行動変容の第一歩であり、受診者本人の背中を押すことが大切だと考えます。

また、睡眠障害を改善するという観点で睡眠をとらえる方が多いですが、質の良い睡眠によって睡眠以外の健康リスクも低減されるということを広く伝えていきたいと考えています。睡眠の改善は、健康寿命を延ばすことにもつながります。

モニター受診募集のご案内

モニター検査イメージ
S’UIMINとKRD Nihombashiが検査結果を解析し、健康リスクの発見やアドバイスにつなげる

――協業に際して、今回はモニターを募集されるとお聞きしました。最後に、モニター募集の内容を教えてください。

柳沢氏:睡眠計測は、自宅で5日間続けて実施し、頭部に電極を装着して眠ることにより睡眠時の脳波を取得します。健康診断は、KRD Nihombashiまでお越しいただき、詳細な血液検査と歯科ドック、眼科ドックに相当する検査を同時に実施します。

これらの検査を、6ヵ月後のフォローアップも含めて計2回実施予定です(フォローアップ検査は一部または全部を省略することがあります)。なお、この検査で取得した睡眠に関するデータは、睡眠と健康の関連を調べる研究に提供いただくことになります。

――モニター受診者には、どのようなメリットがありますか?

柳沢氏:モニター受診の皆さまには、S'UIMINの睡眠計測とKRD Nihombashiの健康診断(計16万7,500円相当)を無料でお試しいただけます。通常のサービス利用時と同様のレポートをご提供しますので、詳細な睡眠状態や健康状態の確認や改善のために活用できるはずです。

とくに私たちの睡眠検査では、身体の動きを測定して睡眠を推定する簡易睡眠計測と異なり、睡眠の質を詳細に把握できます。また、医師による睡眠トラブルの判定やアドバイスを受けられますので、日常の睡眠改善に、ぜひ役立てていただきたいですね。

――健康診断と睡眠計測が無料で行える貴重な機会、多くの方々からモニター応募が集まりそうですね。柳沢先生、本日はありがとうございました。

モニター受診者の募集概要

【募集人数】 抽選100名

【応募資格】 ・30代から50代の男女 ・スマートフォンを日常的に利用されている方 ・上記の「モニターの実施内容」のすべてに、最後までご協力いただける方

【モニター募集期間】 2021年9月15日(水)~2021年10月17日(日) ※年代・性別ごとの定員を設け、応募多数の場合は途中締め切りや選考等を行うことがあります。

【モニター実施期間】 受診確定後、1ヵ月以内を目途に初回検診を行い、その6ヵ月後にフォローアップ検診を実施します。詳しい日程は、受診確定後にモニター受診者の希望を踏まえて確定します。 初回の健康診断の受診期間は、2021年10月18日(月)〜11月18日(木)を予定しています。

【申込方法 (抽選) 】 下記のウェブサイトにおける必要情報の入力(所要時間:5分~10分程度) URL: https://forms.gle/4DjHmypdE3uXjxNE6

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※KRD Nihombashiは健康保険の使用ができない、自由診療の健診施設です。 健診は、スタンダード、ライト、「歯・目・血」、プレミアム、レディースの各コースをご用意しており、 料金はスタンダードAコースで13万7500円、Bコースで12万1000円、プレミアムでは男性コース22万円、 女性コースは24万8000円となっています。各コースともに、70項目以上の検査項目を実施し、 受診者さまの健康管理をサポートいたします。料金の詳しくは以下をご確認ください。
・KRD Nihombashi 健診の料金 https://www.krd-nihombashi.com/service/price.php
・KRD Nihombashi Email:info@krd-nihombashi.com