不労所得年3,000万円達成の脱サラ投資家が課していた「7つのオキテ」とは?
(画像=NINENII/stock.adobe.com)

普通のサラリーマンが、経済的自立を伴った上で早期リタイアする「FIRE」を実現するにはどうしたらよいのか。

普通のサラリーマンから不動産投資を始め、年間3,000万円の不労所得を得て2年前にFIREを達成した「無敵の投資家」こと村野博基氏(45)は、投資で成功するために自分に課した「7つのオキテ」があるという――。

(※本稿は、村野博基『43歳で「FIRE」を実現したボクの“無敵”不動産投資法』(アーク出版)の一部を再編集したものです。)

43歳で「FIRE」(Financial Independence, Retire Early)を実現したボクの無敵不動産投資
43歳で「FIRE」(Financial Independence, Retire Early)を実現したボクの“無敵"不動産投資
社会人になるまで投資のイロハも知らなかったのに、いまや都内に28戸のマンションを持ち、年間の家賃収入は3000万円! といっても、けっして危ない橋を渡ってきたわけじゃない。20代からコツコツと家賃収入を得て、それを資金に次の物件を購入する。気がつけば43歳でアーリーリタイア! どうやって物件を増やしてきたのか?/物件を買う基準は?/なぜ新築物件を買ってはいけないのか?/年齢によって優良物件は変わる…? etc. 誰でも、いつでも始められる、安心・安定した暮らしを実現する不動産投資のすすめ。
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目次

  1. オキテ①:無敵≠最強
  2. オキテ②:プロにならない
  3. オキテ③:0点は下策、100点は中策、上策は70点
  4. オキテ④:いろいろと手を出してみよう
  5. オキテ⑤:斬新さなんて不要
  6. オキテ⑥:点より線より面で考える
  7. オキテ⑦:敬語より気持じゃない?

ボクは不動産投資家として“無敵”であるために「7つのオキテ」を自分に課しています。順番に説明していきましょう。

オキテ①:無敵≠最強

まず、前述のように「無敵は最強ではない」ということです。もともと投資の方向性、めざすべきところ、過程や道筋といったものが無敵と最強では違うのです。勝利をめざすのが最強、負けないことをめざすのが無敵です。

無敵を自称する人が自分は最強であると勘違いしてしまうなんて、とんでもない! 戦うことをあえて避けている人が自分はスゴイ、才能があるなんてと思うのは、不遜以外の何ものでもありません。ただし無敵とは、戦わない、同じ土俵に上がらない選択を選ぶことであって、単に避けて手を出さないということではありません。

無敵とはどういう状態なのかを自分自身としてきちんと理解しておくことが大切です。

オキテ②:プロにならない

プロというのはまさしく「その道の専門家」で、ほかのことが不得手でも特定のジャンルについては最強の人ということができるでしょう。それは素晴らしいことだと思うし、そうありたいと憧れている部分がまったくないわけではありません。スペシャリスト、本当にカッコイイ響きです。物語はこのような人たちによってつくられるものです。

しかし、現実にはプロなら必ず勝てるかというと、そうではありません。特にその道のプロが活躍している市場全体が萎んでいるにもかかわらず、その市場でいちばんだと豪語していても、残念ながら結果を出すことはむずかしいでしょう。

もちろんそのような状況下でも結果を出すのがプロで、そこで結果が出せないようであれば、本物のプロではない、という方もあるかもしれません。ですが、そのハードルは非常に高いもので「本当にそんな人いるの?」と思いますし、ボクにはゼッタイにたどり着けない世界です。

その点、プロの対極にいる素人であれば、その市場にこだわりはありません。自分がそのときに「ここは大丈夫かも?」と思った市場に移る、いわば違う土俵に軽やかに移って無敵であることをめざせばよいのです。これは一言でいうと素人の強みを活かすということでもあります。

オキテ③:0点は下策、100点は中策、上策は70点

これは「②プロにならない」と似た面があります。まず何もやらないという0点はいちばんとるべきではない策でしょう。そして普通に考えて、どんなジャンルでも、自分がやってみたいと思って一生懸命に努力すれば、目標の70%くらいはできるものではないでしょうか。学校のテストでも、どんな教科でも正しくがんばれば70点くらいはなんとかなるものです。

ところが、70点から90点、さらに100点となると、そう簡単にはいかない。一筋縄ではいかない努力や才能が求められます。70点をとるまでの努力より、プラス30点をとる努力のほうがはるかに大変です。

投資にも似たような面があります。最強の投資家になるとすると100%の勝ちですから、どんなにチャートを読んでシミュレーションしても、たくさんの書籍を読んで多くのセミナーに参加して勉強しても、なかなかそこに到達するのはむずかしく、まず不可能です。最強とは99人が負けて、1人だけが勝ち残る世界だからです。それに、100点満点、最強の投資家になったとしたら、自分の自信のないところで勝負できなくなってしまいます。それもちょっと寂しいことではないでしょうか。   その点、かけた努力やコストもそれほど多くない70点をめざすスタイルだと、うまくいかなかったときに別のジャンル・土俵に鞍替えしてもへっちゃらです。〝逃げるが勝ち〟といい放ってしまうと間違いかもしれませんが、100点というのはそれだけがんばってしまったことであり、かえってそのがんばりが重しになって動けなくなってしまうことは避けなければならないのです。

オキテ④:いろいろと手を出してみよう

「②プロにならない」「③やり遂げない」ことを積極的に取り組めば、当然ながら余力があるので「いろいろと、手を出してみよう」となります。

不動産投資と一つの言葉で括っても、土地なのか建物なのか、戸建てなのか集合住宅なのか、1棟なのか1室なのか。さらには都心か地方か、どれだけの頭金を用意して、どんな返済方法を選んで取り組むのか。

ほかにも、所有権か借地権か、商業用か居住用か、物件の管理などにどう関わるか、どんな基準で収益を測定するか……となると、まさに不動産の数だけ投資法があることに気づくでしょう。

そのうちベストなものだけを選んで、それだけで投資を続けようとすると、大成功する可能性がある一方で、大失敗する可能性も出てきます。でも、「プロにならない、やり遂げない」と決めていれば、一つに絞った選択をせず、いろいろなものに手を出せます。そのほうが、リスクの分散・回避になり、すべて合わせて考えれば、自分が納得できる収益を得られる可能性も高くなるはずです。

単純に考えてみましょう。100万円1本の投資商品で10万円を稼ぐより、10万円10本の投資商品で1万円ずつ稼ぐほうが「気が楽」だとは思いませんか? ボクの15年ほどの不動産投資の経験からしても、やはり一つにこだわらず、いろいろなものに手を出してみるほうが、リスクが少なく楽しめるように思います。

オキテ⑤:斬新さなんて不要

不動産投資は、実はとても地味な行為です。「オレはこれで10億円稼いでいる!」などと目立つように取り組む行為でもなければ、「大きなことをいっても、月に数千円の儲けしかない」などと後ろめたさを感じて陰に隠れてやる行為でもありません。

斬新さを求め、オリジナルの手法でかつ実績がともなえば唯一無二の「最強の投資家」になり、羨望の的にもなれるでしょう。でも、そこを求めていないのであれば、斬新で奇抜な投資手法を選ばなくてもいいのです。

ただ淡々と、真面目にコツコツと身の丈を踏まえて、地道に物件の数を増やしていくような投資をすべき。その他大勢でも自分の資産が増えていくのであればいいじゃないか。新手な手法や奇をてらった戦略で「華麗に勝とう」なんて思ってはいけません。

オキテ⑥:点より線より面で考える

これはいろいろな人が話をされていることかもしれませんが、自分としては「その時だけではなく長い目で見る、一つのことからだけではなくトータルで考える」という意味で使っています。

人は失敗すると、どうしても落ち込みます。でも、本当にその失敗はダメなのでしょうか? もしかしたら将来的には役に立つかもしれない。そう考えると失敗はその時点での負けであっても、長い目で見たら負けじゃないかもしれない。そして、長い目で見て負けのようなことであっても、他のことと合わせてトータルで負けていないようにする、そんなオキテです。

具体的に例をあげましょう。株を購入したとき、購入した瞬間からどんどん下がってしまうことってないでしょうか。1週間後に10%も下がっているのを見たら「あー失敗した」と思うでしょう。でも、もしかしたら持ち続ければ上がるかもしれません。確定前のこの瞬間(点)だけで考えたら負けが確定してしまい無敵ではなくなりますが、この先の未来まで考えたら、少なくてもまだ負けが確定というわけではないので、まだ無敵です。

もちろん、この先ドンドン下がっていって、どうしようもない状況になるかもしれません。でも、株で損をしていてもFXで儲かっていたら、トータルでは損をしていることにはなりません。これでも、まだ無敵です。

目の前のことに一喜一憂するのではなく、長い目で見て、そして広い目で見て投資は進めていくことが大事だというオキテです。

オキテ⑦:敬語より気持じゃない?

これはどんなビジネスにもいえることですが、かたちだけの敬語を使っていると慇懃無礼な振る舞いと受け取られてしまうことがあります。そうではなく、礼節を重んじた、気持ちを込めた対応をするということです。

村野博基氏
村野博基氏
1976年生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、大手通信会社に勤務。社会人になると同時期に投資に目覚め、外国債・新規上場株式など金融投資を始める。その投資の担保として不動産投資に着目し、やがて不動産が投資商品として有効であることに気づき、以後、積極的に不動産投資を始める。東京23区のワンルーム中古市場で不動産投資を展開し、2019年に20年間勤めた会社をアーリーリタイア。現在、自身の所有する会社を経営しつつ、東京23区のうち17区に計29戸の物件を所有。さらにマンション管理組合事業など不動産投資に関連して多方面で活躍する。