電子書籍マーケットや不動産投資メディアの発展・拡大により現在、一個人を含めて膨大な数の不動産投資ノウハウが発信されています。

その多くが「こうすればうまくいく」といった内容ですが、それを手本に実際に真似をした人がどうなったか、窺い知る術はほとんどありません。

「この人が言っている手法を真似して本当に大丈夫だろうか…」。

そう考え、一歩を踏み出す勇気が持てない方も数多くいるのではないでしょうか。

そこで今回、不動産投資の「師弟」関係で、かつ両者とも家賃年収1,600万円を実現しFIREを達成した元サラリーマンの台場史貞氏と内田裕樹氏にお話しを伺うことにしました。

不動産投資に興味を持つサラリーマンが失敗しないための正しい「先生」の探し方とは―。

『家賃収入1,600万/年“師弟”』が明かす!失敗しない不動産投資の「先生」の探し方

目次

  1. 「先生」との出会いで痛感した「時間の重み」
  2. FIRE達成の要因は「真似たこと」
  3. 「実際にやっている人」こそ一番相談すべき相手
  4. 「受け皿を上に」することで不動産投資の「先生」にたどり着ける

「先生」との出会いで痛感した「時間の重み」

―内田さんは台場さんが師匠に当たるとのことですが、そもそもお二人の出会いのきっかけは何だったのでしょうか。

内田 日本財託という今でもお世話になっている都心中古ワンルームマンションを扱う不動産会社のセミナーに参加したときです。台場さんがサラリーマン投資家という立場でセミナーでお話をされていて、そこで始めてお目にかかりました。

セミナーで台場さんの講演を聞いたところ、台場さんが投資を始められた時期と、私が初めて真剣に不動産投資を考えた時期が大体同じぐらいだったんですね。

当時、私は新築の投資用不動産会社にちょっと騙されかけたってことがあって。それ以降、不動産投資に対して「ちょっとこれは怖すぎてできない」と思っていたんです。

ですので、勉強は続けていたものの結局5年もの間、具体的に何も動くことがなく時間だけが過ぎてしまったっていう結果になりました。一方の台場さんは、同じ時期にもう既に1戸目のワンルームを買われて、そこから慎重にこつこつと投資されていたんです。

この5年間の「格差」っていうんですかね、私は一歩も踏み出せずにいました。一方、台場さんは順調に投資されていました。

その結果として台場さんはお会いした時点で私の記憶だと7戸所有されていて、もう経済的自由の獲得があと数年後、というような状態だったんですね。

5年間の時間の重みを痛感した瞬間でした。と同時に、講演の内容に非常に共感しまして。このこれからの5年間を、台場さんの「真似」をして、こつこつと投資すればまさにこのような姿になれるっていう実感を得たのです。

それでセミナー終了後、思い切って台場さんに声かけさせていただきました。

―そういう経緯があったんですね。ありがとうございます。台場さんはその当時のことを覚えていますか。

台場 セミナーで声かけていただいたのは覚えてるんですけど、具体的に何を話したか、まではあんまり覚えてないですね…(笑)。というのも、当時からよくセミナーで講師を務めていて、いろんな方から声かけられるので。どういうことをお話しましたかね。

内田 その時の私はただの素人ですから。「空室ってどうですか」とか「退去時に室内を修繕するのにどのぐらいかかりましたか」とか、そういうありふれた質問をしていたと思います。

最初のころはそういうことしかまだ質問できなかった時代でしたね。

FIRE達成の要因は「真似たこと」

―セミナーで台場さんは不動産投資法のことも話されていたと思うのですが、具体的に内田さんはどのあたりを真似したいと考えたのでしょうか。

内田 そもそも台場さんと出会う前に不動産投資について勉強するなかで、都心中古ワンルームマンション自体が投資先としてかなり良いな、というのは確信していました。ただ当初は怖くてなかなかできなかったと。

例えば最近の話だと、ネットで商品を買おうとするときに、口コミを参考にして評価の高いもの、あるいは有名なユーチューバーなんかが紹介してるようなものを選びますよね。その感覚に近いんじゃないかと思います。

私の場合は、日本財託のセミナーという場を介して台場さんという経験者が近くにいらっしゃったので非常に助かりました。ありがたかったです。

―なるほど。では実際のところ、台場さんの手法の真似をして最初から上手くいっていたのでしょうか。

内田 そうですね。台場さんが私より先に5年間不動産投資をしてきた結果が既にありましたから。

とはいえ、セミナー登壇者というとなかには「もしかしたら『サクラ』じゃないか?」って思う人もいらっしゃるかと思います。

でも実際にお話をさせていただいてですね、本当の、リアルな状況っていうんでしょうか。台場さんが不動産投資を行って思われたことや感じられたことについて、直接お話をお伺いすることができてピンときたんです。

「このやり方をそのままコピーしてやれば本当にこうなれる、5年後はこうなれるんだ」って。それで実際にその通りやって、結果的には今、FIREまで達成することができました。

―確かにFIREまで達成できてますもんね。もう大成功ですよね。

内田 そうですね。

「実際にやっている人」こそ一番相談すべき相手

―では、不動産投資を誰かの真似をしてやりたい、というときにいわゆる「師匠」にあたる人をどういう基準で探せばよいのでしょうか。台場さんどう思われますか。

台場 私も不動産投資を始めようと考えた当時、友人の税理士とか銀行員とか地元の不動産屋とかに相談したんです。でも全員に反対されました。

ですから今になって思うと、相談する相手っていうのはやはり「やっている人」でなければ意味がないですよね。都心の中古ワンルームマンションだったらそれをやってる人に相談しないと意味がない。アパートを買いたかったら、アパートに投資している人に相談しないと駄目だし、もし一棟買いをやりたいなら一棟買いをやってる人に相談しないと。

私に相談に来られる方の中で多いのは家族に相談するケースです。家族に相談しても、もう結論は分かってるんですよ。100%反対します。家族は「相談」する相手ではなく「説得」する相手であるということです。

ですので、そういった100%反対されることが分かってるところに相談しても、恐らく意味がないと思いますし、私は父親や母親が反対するのが分かっていましたんで、ずっと黙ってました。

―黙ってたんですか。

台場 ずっと黙ってました。不動産投資を始めて10年ぐらいは黙ってたと思います。

―その点、内田さんはご家族へのご説明はどうだったんですか?

内田 家族への説明はぎりぎりまでやらなかったですね。具体的にどの物件を買うというのが明確になるまでは説明しませんでした。自分の中の気持ちがあやふやな状態では絶対説得できるはずがないと分かっていたので。

しかし、なかなか気持ちが定まらず、話し出す機会がないまま、時間だけが過ぎていきました。

私の場合は、最後背中を押していただいたというか決め手になったのが、日本財託のコンサルタントの存在です。

私が思っている不安感っていうんでしょうか、1,000万円超えるような買い物はやったことがなかったのでやっぱり怖かったんですよね。

頭では「これは良いものだ、資産形成ができるしどんどん資産を増やせる」と分かっているものの、気持ちがついていけなかったんです。そういう気持ちをコンサルタントにぶつけて、いろいろ相談…というか、半分愚痴を聞いてもらいました(笑)。

―愚痴ですか。

内田 愚痴かどうかは何とも言えませんが「とにかく不安なんです」っていう趣旨のことを延々と1時間ぐらい話したのを覚えています。

その時にコンサルタントの方が説得する訳ではありませんでしたが、いろいろ話をしていただいて。面談が終わった後の安心感って言うんでしょうか、それがかなり大きかったっていうのは何となく記憶に残っています。

その出来事があって、自信を持って物件の購入を決めましたので、それから家族に話しました。当然大反対でしたけども、説得力を持って話をすることができたんで、しぶしぶ了解をもうことができました。

「受け皿を上に」することで不動産投資の「先生」にたどり着ける

―周りで不動産投資やっている人がいない場合にはどうやってその師匠筋にあたる方を見つければよいでしょうか。

台場 まずはやはり書籍を色々読まないといけないと思います。読みながらどの投資スタイルが自分に合っているかを考えた後、セミナーなどに参加してみましょう。

私がセミナーに参加している時は、必ず隣に座っている参加者にお話しをしようと心掛けていました。そうすると、その人からの情報も入ってきたりするし、セミナーの講師からもあるし、もちろん営業マンもあるし。そういったところから情報を得ながらたどり着けると思いますよ。

大事なのは「受け皿を上にしておくこと」。セミナーに行ってもすぐ帰っちゃうような感じだと、なかなか難しいかもしれませんけど、色んな人に声かけてっていうのを心がけていけばたどり着けると思います。

―「受け皿を上に」というと、オープンマインドでいるということですね。

台場 そういう意味です。常にチャンスはどこにもあるけど、自分が受け入れる状態なのかどうか、ということが大事だと思いますね。

内田 チャンスをつかむこと。私も大事だと思います。

(※記事は7/19~7/24配信の日本財託マンション投資セミナーより抜粋、8/15~第2回目を配信予定)

台場 史貞氏
台場 史貞氏 Fumisada Daiba
名古屋の理系大学卒業後エンジニアとして就職するが、 自分では回避できない理由が発生し3度の転職しながら4つの会社を渡り歩く 波乱万丈のサラリーマン人生を経験。

会社に依存し過ぎた自分の経済状況から脱却すべく 2004年に安全性を重視した中古マンション投資を開始。

2012年に税金対策として妻を社長とした資産管理会社を設立。
投資経験を生かし先輩投資家の一人として相談に来られた方を幸せに導くことを ライフワークとして活動中。

著書に「サラリーマンを辞めたくなったら読む不動産投資の話」「私が東京の中古ワンルーム投資で自由な人生を手に入れた方法」(いずれも秀和システム)「妻を社長にしてワンルーム経営」(かんき出版)
内田 裕樹 Uchida Yuki
内田 裕樹 Uchida Yuki
広島県出身の55歳。元金融マン。
大学卒業後、大手証券会社に就職するもバブル崩壊の影響で倒産。

中堅の銀行に転職した後、 43歳のときに不動産投資を開始し、半年間で5戸までマンションを増やす。
その後、マンションを買い進めて今では11戸のマンションを保有し、アパート経営にも着手。

2019年に『不動産投資で上がり(ゲームでいう上がり)の状態』に到達する。2022年6月末で銀行を退職し早期リタイアを達成する。

著書:「55歳にして月間の手取り家賃収入100万円!元金融マンが明かす『資産を作るなら株や投資信託ではなく不動産投資にしなさい!』」(アーク出版・2022年8月発売予定)