急な転勤や行きたくもない部署への異動、馬の合わない上司や同僚たち…。

サラリーマンとして生活をしている以上、こうした「リスク」は常について回ります。

仕事は嫌いではないけれど、もっと自由に働けたら―。

そう考えている方も多いのではないでしょうか。

そんな自由な人生を不動産投資という形で後押しするのが元金融マン投資家の内田裕樹氏(55)の著書『元金融マンが明かす 資産を作るなら株や投資信託ではなく不動産投資にしなさい!』。

本記事では同書の一部を抜粋・再編集し、大手証券会社、都市銀行と渡り歩いてきた著者が実体験を通して得た不動産投資のホンネをご紹介します。

書籍
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55歳にして月間の手取り家賃収入100万円!元金融マンが明かす「資産を作るなら株や投資信託ではなく不動産投資にしなさい!」
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目次

  1. もし働けなくなったらどう家族を守る?
  2. 不動産投資で重要なのは「成功」よりも「失敗しない」こと
  3. 「純資産が10年で2倍、20年で4倍」と聞いてどう行動するか?

もし働けなくなったらどう家族を守る?

元銀行員/家賃年収1,600万大家が守った不動産投資で成功するたった2つの考え方
(画像=RomoloTavani/stock.adobe.com)

不動産投資を始める前後には、相当数の関連書籍を読みました。なかでも『金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房)はノウハウ本とは異なり、お金を働かせるための仕組みづくりやそのための考え方といった大切な基礎が書かれていました。
舞台がハワイなので、そのまま真似ることはできませんが、心に残る1冊でした。

お金がまわる仕組みをつくれば、あとはお金が働いてくれる。生活に必要なお金をまかなえるまで、その仕組みを大きく成長させれば、自分は働く必要はなく、その仕組みの維持管理もしくは新たな仕組みづくりをその後の仕事にできる。

経済的自由を獲得すれば、楽しい面白いと思える仕事だけ、あるいは仕事をしなくても生活に支障はありません。

不動産投資に本格的に取り組んだきっかけは、2009年末に妻が急に入院したことです。医療費はだいたい1日1万円で、約30日の入院が必要と医者から言われました。

妻は病気になったことに加え、金銭的な負担が大きいことにショックを受けました。会社の給与だけでは大赤字です。でも、家賃収入がある程度あったので、妻には「入院代は家賃収入で支払うから、心配するな」と説明し、やっと安心させることができました。

実は高額医療費を申請すればいいということをあとで知り、結果的に自己負担は10万円くらいだった、というオチもありました。

この時、私自身がガンや交通事故で何年も闘病生活になったり、リストラされたりしたら、家族はどうなるかと痛切に感じました。そこで、元々「経済的自由の獲得」という夢はありましたが、より具体的な目標を立てることにしたのです。

それが、「10年で借入れのない10戸のオーナーになる」という目標です。借入れのない 10戸で毎月の手取り収入は約60万円。目標を数値化したことで、達成まで何を、どうすべきかの道のりが明確になりました。これが、その後のモチベーションにつながりました。

不動産投資で重要なのは「成功」よりも「失敗しない」こと

「不動産投資で成功する、あるいは経済的自由を獲得するためのポイントは何でしょうか」と最近よく質問されるのですが、自分自身が「これが秘訣です」と言えるほど特別なことはしていません。振り返っても、あたり前のことをあたり前に行っていただけ、といった印象しかありません。

それどころか、たった10年程度の経験で「自分は成功した」と自惚れるようでは「驕る平家は久しからず」で、いつ足元をすくわれるかわかりません。

たしかに経済的自由を獲得して会社を円満退職することになりましたが、単にそれまで失敗しなかっただけのことです。20年、30年、もしかしたら死ぬ間際まで失敗しなければ、その時に初めて「成功した」と思えるのかもしれません。

つまり、不動産投資は成功することよりも失敗しないことのほうが重要です。失敗する可能性がある(すなわちリスクが高い)ことには、無理して手を出さない。もしくはしっかりとリスクヘッジ(想定外の事態が発生してもそれに対応できる態勢)を構築したうえで挑戦する、ということです。

失敗する可能性を下げる(リスクを軽減する)という目的のための手段としては、ローンを組んで投資用不動産を購入した場合、積極的な繰上げ返済が効果的です。

「純資産が10年で2倍、20年で4倍」と聞いてどう行動するか?

また、不動産投資をやるのかやらないのか迷っている人や、やり方を悩んでいる人にお伝えするなら、「チャンスをつかむこと。チャンスをつかむためにはチャンスを見逃さないこと。チャンスを見逃さないためには不断の努力を怠らないこと」だと思います。

例えば都心中古ワンルームマンションの投資は純資産が10年で2倍、20年で4倍になり、自己資金を投入すればするほど早く増えます。

この話を初めて聞いた人にとっては、眉唾物な話でしかありません。しかし、チャンスを見逃さずにつかめる可能性がある人とは、眉唾な話を自分で検証しようとする人です。そのための努力ができる人は、その結果を確認して、納得できれば真剣に実行することでしょう。そこまでできる人なら間違いなく成功します。

私も実際に購入を決断するまでに、迷いに迷ってずいぶん時間を浪費しました。しかし、純資産が10 年で2倍、20年で4倍になるシミュレーションを自分で検証し、納得して物件を購入してからは、当たり前のことを当たり前に行っただけです。

つまり、特別な能力や資産背景などがなくても、危ない橋を渡ることもなく、不動産投資で失敗しない(成功する)ことは可能なのです。

内田 裕樹氏
内田 裕樹氏 Yuki Uchida
1966年生まれの55歳。国立大理系学部卒業後、新卒で山一證券に入社。営業・証券アナリストとして活躍するも31歳の時、バブル崩壊の影響で勤務先が自主廃業。中堅の銀行に転職する。
波乱万丈な会社員人生の傍ら、2009年、43歳のとき日本財託で不動産投資を開始。東京23区内の中古ワンルームを中心に物件を買い進め、11戸のマンションを保有し、アパート経営にも着手。 2019年に『不動産投資で上がり(ゲームでいう上がり)の状態』に到達する。
今年の6月末に銀行を早期退職し、現在は投資仲間とともに不動産関連の仕事に関わる。

著書:「55歳にして月間の手取り家賃収入100万円!元金融マンが明かす『資産を作るなら株や投資信託ではなく不動産投資にしなさい!』」(アーク出版)

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