株式投資による資産運用で成果を出したいなら、しっかりとした戦略を練って臨むべきだ。実際、株式投資においてはテクニカル指標を使った戦略などがよく使われている。

この記事では、戦略的に株式投資で成果を出すために知っておきたい4つのテクニカル指標を紹介する。

目次

  1. ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析とは?
  2. 2つのテクニカル分析:トレンド分析とオシレーター分析
    1. トレンド分析とは何か?
    2. オシレーター分析とは何か?
  3. 個人投資家が知っておきたい4つのテクニカル指標
    1. 指標(1)移動平均線(トレンド分析で使用)
    2. 指標(2)一目均衡表(トレンド分析で使用)
    3. 指標(3)RSI(オシレーター分析で使用)
    4. 指標(4)ストキャスティクス(オシレーター分析で使用)
  4. ほかにも様々なテクニカル指標が存在

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析とは?

テクニカル指標
(画像=PIXTA)

まず株式投資における戦略は、大きく「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」に分類される。

ファンダメンタルズ分析とは、企業の業績や財務状況などを分析しながら投資銘柄を選んでいくアプローチ方法だ。一方でテクニカル分析は、株価の日々の動きをチャート上で確認しながら売買のタイミングを判断していく方法である。

このどちらの戦略が良い、悪いということはない。より慎重に臨むなら、その両方の分析方法を使いこなすことが最終的には重要になる。今回はテクニカル分析に焦点を当てて紹介するが、ファンダメンタルズ分析についても学ぶ必要があることは覚えておこう。

なお、ファンダメンタルズ分析は長期目線での投資で特に重視され、短期投資ではテクニカル分析が重視されるケースが多い。

2つのテクニカル分析:トレンド分析とオシレーター分析

では、テクニカル分析について具体的に説明していこう。テクニカル分析は大きく「トレンド分析」と「オシレーター分析」に分類される。

トレンド分析とは何か?

トレンド分析は、時系列で株価の変化を見ながら、その株価が将来的にどう動くかを分析するアプローチ方法だ。トレンド分析の方法様々だが、例えば「移動平均線」や「一目均衡表」などのテクニカル指標を使った方法がある。

オシレーター分析とは何か?

オシレーター分析は、相場の変化の大きさで売買の判断をするアプローチ方法で、様々なテクニカル指標を用いて買われ過ぎや売られ過ぎを判断していく。オシレーター分析で使うテクニカル指標としては「RSI」や「ストキャスティクス」などがある。

個人投資家が知っておきたい4つのテクニカル指標

テクニカル分析は、トレンド分析とオシレーター分析に分類され、それぞれの分析方法で使われるテクニカル指標があることを説明してきた。ここでは、それぞれのテクニカル指標をどのように使うのか、具体的に解説していこう。

指標(1)移動平均線(トレンド分析で使用)

トレンド分析で使われる「移動平均線」は、ある一定期間の株価の変動を平均化した線を指す。例えば「5日平均線」であれば、直近5日間の株価の変動を平均化した線ということになる。

使われる移動平均線は、チャートを日足・週足・月足で見るかによって変わってくる。例えば日足チャートの場合は5日・25日・75日の平均線を、週足チャートの場合は13週・26週・52週の平均線を使うのが一般的だ。

<チャートの種類ごとに使われる一般的な移動平均線>

  日足 週足 月足
短期の平均線 5日 13週 12ヵ月
中期の平均線 25日 26週 24ヵ月
長期の平均線 75日 52週 60ヵ月

指標(2)一目均衡表(トレンド分析で使用)

「一目均衡表」は、1日の株価の変動を示す「ローソク足」や移動平均などから計算した基準線・転換線・遅行線などの補助線を使って「雲」を描き、その雲の厚さや株価との位置関係などから、その後の株価の方向性を予測するテクニカル指標だ。

雲をローソク足が上抜いたタイミングや、基準線を転換線が上抜いたタイミングなどがそろったときが強い「買いのシグナル」とされる。各証券会社の取引ツールを使えば、先ほど紹介した移動平均線も一目均衡表も比較的容易に確認できる。

指標(3)RSI(オシレーター分析で使用)

RSI(Relative Strength Index)は、オシレーター分析で使用されるテクニカル指標で、日本語では「相対力指数」と呼ばれる。RSIは銘柄によって0~100%で表現され、一般的には20~30%だと売られ過ぎ、70~80%だと買われ過ぎと判断されることが多い。

指標(4)ストキャスティクス(オシレーター分析で使用)

ストキャスティクスもRSIと同じように、売られ過ぎ・買われ過ぎの判断に役立つテクニカル指標だ。「%K(Fast)」と「%D(Slow)」という線で表現され、相場に敏感に反応するのが「%K」、遅く反応するのが「%D」となっている。

「%K」も「%D」も1~100%で示すことができる。ちなみに一般的には「%D」のほうが重要視されており、20~30%以下で売られ過ぎ、70~80%以上で買われ過ぎと判断される。

ほかにも様々なテクニカル指標が存在

そのほかにも、トレンド分析で使われる「ボリンジャーバンド」や「MACD」、オシレーター分析で使われる「RCI」といった様々なテクニカル指標がある。

株式投資で高い成果をあげている人は、新しい知識を貪欲に学び、実際に投資に活かしている。今までテクニカル指標を意識していなかった方は、この機会に学んでみてはいかがだろうか。