実質2,000円の負担で豪華な返礼品をもらうことができるとして人気のふるさと納税。さまざまな返礼品がそろっているが、肉やエビなどのグルメ、家電などに人気が集中している。しかし、意外とオススメなのが「お米」だ。さまざまな自治体がお米を返礼品として用意しており、返礼品に選ぶ人も多い。今回はふるさと納税の返礼品の中でもお米に注目して自治体をチェックしていこう。

ふるさと納税とは

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(画像=PIXTA)

まずはふるさと納税についておさらいしておこう。ふるさと納税とは、地方自治体に寄付を行うことで、寄付を行った地域の創生に参加できる制度のこと。自分の生まれ故郷や思い出がある地域などに、寄付金を送ることができる。寄付金のお礼として、自治体から豪華な返礼品をもらえることや、寄付金で税金の控除を受けられることから人気を集めている。

2016年度のふるさと納税の総額は、総務省の発表によれば約2844億円にものぼり、前年度の約1.7倍となっている。

豪華な返礼品が話題になるも返礼品競争に!2017年4月には自治体へ要請も

ふるさと納税は、納税額を集めるため、一部自治体で換金性の高い家電や貴金属などの返礼品も出されていた。中でも商品券は金券のため、多くの批判が集まる結果となった。そこで2017年4月には総務省から各自治体に対し。「返礼品の価格は寄付額の3割以下」とするように要請が出された。

そもそも返礼品はその地域の特産品や名産品を送ることで、地域の産業を活性化させPRにつなげるもの。家電やブランド品など地域のPRにつながらないものを返礼品にすることは意義に反するものでもある。

それぞれの味を食べ比べできるお米の返礼品

その地方の産業をPRする、という意義にも沿い、おすすめできるのが農産物の返礼品だ。中でもお米は日本のほとんどの地域で作られており、品種もさまざまなため食べ比べる楽しみもある。そのため、お米を返礼品に用意している地方自治体も多く、選択肢も多い。今回は返礼品の中でもお米に着目して、おすすめの自治体をいくつか紹介していこう。