日本の住宅は不動産バブル英国の家よりも大きい

欧州きっての不動産バブル国、英国でも、「住宅購入は富裕層の特権」といった風潮が、住宅ローン購入者層の移行に謙虚に表れている。1990年には年収2万ポンド(約279万1267円)以下の住宅ローン購入者が61%、5万ポンド(約697万8169円)以上の富裕層では3%にも満たなかった。しかし2011年には完全に逆転し、富裕層が40%、それ以下の層は6.8%まで減少している。

米国はニューヨークやロスアンゼルスといった大都市で価格が高騰しているものの、まだまだ手頃な値段で住宅を購入可能な都市が多く見られる。少し郊外にでれば、比較的マイホームが所有しやすい。

またひとことに「持ち家」といっても、大きさから土地、物件の質まで様々のようだ。英エコノミスト誌データによると、英国の平均的な住宅面積は86平方メートル。すべての家が巨大」というイメージが強い、米国の平均的な住宅よりも40%小さいのは予想できたが、実は「うさぎ小屋」などと形容されることの多い、日本の住宅の平均面積(94.85平方メートル)よりも狭いのだ。

つまり大きさという点でも、日本の住宅は多くの日本人が思いこんでいるよりも、「お得な買い物」なのだ。

「マイホームがはるかに遠い夢」の20カ国

20位 ネパール(平均所得の16.94倍)
19位 フィリピン(17.45倍)
18位 モルドヴィア(17.58倍)
17位 モルドヴィア(17.78倍)
16位 ウルグアイ(17.98倍)
15位 コロンビア(18.20倍)
14位 アルメニア(18.40倍)
13位 インドネシア(18.60倍)
12位 エチオピア(18.63倍)
11位 アゼルバイジャン(19.02倍)

10位 ベラルーシ(19.22倍)
9位 スリランカ(20.49倍)
8位 アルジェリア(20.56倍)
7位 シンガポール(20.94倍)
6位 タイ(24.06倍)
5位 中国(25.73倍)
4位 ウクライナ(25.78倍)
3位 ベトナム(28.87倍)
2位 シリア(33.59倍)
1位 香港(34.95倍)

(ZUU online 編集部)

【編集部のオススメ記事】
「信用経済」という新たな尺度 あなたの信用力はどれくらい?(PR)
資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
会社で「食事」を手間なく、おいしく出す方法(PR)
年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)