どうも、とうとう年末ですね。

投資をされている皆様は、今年の運用成績はいかがでしたでしょうか。

前回の『 アジアの富裕層ビジネスにおいて必要とされる2つの信頼関係〜PBビジネスの魅力を感じる瞬間とは?〜 』や『 商業銀行系プライベートバンクVS投資銀行系プライベートバンク~PBビジネスの魅力を感じる瞬間とは?~ 』では、投資アイディアの発掘や投資パフォーマンスが顧客との信頼関係構築において如何に重要かについて書かせて頂きました。

本日は年内最後の記事と言う事で、2013年にどのように相場に取り組むのかについて、私の思うところを述べたいと思います。

なおこれは、おしなべて私個人の意見に基づきます。管理者の見方とは決して一致しないことをご了承ください。


◯専門家の年初予測の信用度は、どの程度のものか?

こういう年末の度に本当に思いますのが、いかに年初の見通し的なものが役に立たないかということです。

例えば日経新聞に予想を出されている各界著名経営者(アナリスト?)たちの中で、今年上昇するであろう予想銘柄に、大手電機業界の会社をいれてしまっていた方もいたことでしょう(今年はシャープ・パナソニック・ソニーなどの電機大手各社にとってこれでもかと売り叩かれた一年でした)。また各ストラテジストがやりがちな、「年末までにインデックスが10%~15%上がるでしょう」という極めてありがちな予測は、USにおいて実現化しました。そして奇跡的に日本においても、アベノミクスのおかげで駆け込み的に達成されそうだという事実は皮肉なものの、その筋立てを当てることができた方は、ほとんどいないのでばないでしょうか。

まず、ここで考えなくてはいけないのは、そもそも投資というものは各々の投資家が、自分の思惑を基に自由に時間軸を設定すればいいわけです。別にそれが1時間後だろうが、25年後だろうが、信念がありさえすればその予測が実現するまでの期間は極めて多岐に渡るはずです。

ファンドの運用者などは月単位、あるいは年単位でパフォーマンスを図られることがスタンダードであるため、仕方ない部分はあるかもしれません。しかし理想を言えば時間など気にせずに、自分が信じたものが実現する時間軸については、柔軟に見てもらえるに越したことはないはずです。