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今年の消費税増税に伴い、駆け込み需要で購入が多かった不動産ですが、消費税導入後も高額物件などが好調なようです。最近は、自分の住宅というよりも賃貸や売買などの副業で購入する人も増えてきているとか?なぜ不動産をもつのか気になる所です。調べてみました。


不動産投資とは?

不動産投資とは、家やマンション、土地などを売買してその売却益を得る事、または建物を賃貸して賃貸収入を得たりする事、利益を得る目的で、不動産事業に資金を入れて運用することを言います。しかし最近の不動産投資は、いろいろな形態がでてきています。例えば、投資信託などで不動産投資をする事ができます。直接、建物(マンションや住宅)、土地などを買わなくても、マンション、オフィスビルなどに投資している不動産投資信託(REIT)という投資信託に投資することでその運用益を得る事ができるからです。不動産投資は、銀行へ預けるよりもハイリスク、ハイリターンで、株式投資などの金融商品に投資をするよりもリスクは低いと言われている事から「ミドルリスク、ミドルリターン」の投資とも呼ばれています。不動産投資は、賃貸収入など安定した収入が見込めたり、投資する金額が大きいので土地や建物の価値が上がった場合は売却益のリターンも大きくなる半面、空室があると賃貸収入がみこめない、建物の管理・メンテナンスの必要があったり、すぐに換金できないなどとリスクとなる要因もたくさんあります。


不動産投資ブームが起こっている訳は?

不動産投資ブームは、1つは不動産投資がしやすくなった事が挙げられると思います。不動産投資というのが、物(住宅・マンション)や土地を買わないと投資ができなかったのが、REIT(不動産投資信託)ができてから、少額から購入が可能や、土地や建物を買わなくても取引ができる事、管理やメンテナンスの必要がないという利便性があります。手軽に不動産投資ができるという事で、REITの人気がでてきたという事や今年始まったNISA制度でREITに資金がはいってきているという事があげられます。2つめは、日銀の金融緩和縮小、アベノミクスが物価上昇率2%目標を掲げていることから、将来利上げ、インフレが起こる可能性や年金問題などから、収入源をみつけておきたいという事が心理的にあるようです。また、高齢者の場合は老後の年金と共に定期的な収入を見込めることから投資を始める事もあります。


来年から相続税がかわる?

来年から相続税の税率が変更になります。相続税に関わる基礎控除が大幅に引き下げられるという事があり、現行は5,000万円+(1,000万円+法定相続人の数)の金額が控除されていたのが、来年より3,000万円+(600万円+法定相続人の数)に引き下げられたり、相続税の税率も引き上げになる事が予定されています。政府税制調査会での資料によると、現在の相続税では、被相続人100人に対して課税対象者は4人程度という事ですが、改正後は6人程度対象者が増える見込みになるといわれています。日本の家庭の多くが、相続する物でもっとも大きい金額のものが住宅や土地といわれています。例えば、地価の高い都市部などに自宅を所有していた場合、控除が大幅に引き下げられた改正後は、課税対象者となる事が見込まれます。