自動運転車の開発競争が急激に加速している。GoogleがボッシュやLGと自動運転車の開発で提携したことに金融市場が反応し、国内の関連銘柄にも注目が集まっている。ボストンコンサルティンググループは、2035年までに自動運転車の販売台数が世界で1,200万台に達すると予測しており、当然国内勢の本格参入も期待されている。

現在市場で注目が集まる、自動運転車関連の10銘柄を紹介しよう。

1. ZMP

自動運転車両を開発するベンチャー企業のZMPは2015年をめどに東証マザーズに上場する方針を発表し急激に注目されはじめている。特にこの主要株主であるイノベーションエンジンやジャフコ <8595> 、JVCケンウッド <6632> にも注目が集まっており、同社は自動運転のみならずGPSやセンサを使った新規事業も、注目を浴びる存在となっている。

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2.クラリオン <6796>

自動運転車開発で先行するグーグルとの間で、技術活用に関する契約を締結したことから注目を浴びる銘柄となっている。同社は自動車向けクラウド情報ネットワークサービス「Smart Access」において「Google音声検索」および「Google Places」を活用した、最先端のサービスを車載情報機器向けに提供を開始すると発表している。

3.ベリサーブ <3724>

ベリサーブは 携帯電話・スマートフォンなどの通信分野、カーナビゲーションシステム等の高度道路交通システム(ITS.関連製品、デジタル家電や産業機器や医療機器、WEBシステムなどに広範に利用されるソフトウエアテスト並びに、その評価を第三者としての立場で実施する第三者検証企業として有名な存在であり、自動運転車に絡む検証サービスビジネスでの需要が期待されている。

4.北陸電気工業 <6989>

北陸電気工業は加速度センサの自動運転車への利用で、注目を集めている企業。近年、自動車の横滑りやスピン状態に陥ったときに適正な走行状態に復元する防止システムの搭載が普及しはじめているが、このセンサの供給メーカーも有名であり、自動運転車にもつながる技術であると注目されている。

5.日本無線 <6751>

日本無線は道路情報システムを手がけているが、このシステムが自動運転を支えるものになると期待されている。工事規制や道路気象情報などの情報を、オンラインでリアルタイムに収集し、車やドライバーに伝えていくもので、自動運転には欠くことのできないシステムとなると期待されている。