テレビCMなど企業の製品の使われる特徴的な色や効果音などが、4月から商標登録できるようになり、特許庁は4月14日、新しいタイプの商標出願が計515件に達したと発表した。出願が一番多かったのは「色彩」の分野で203件に上った。

新たに商標登録の対象となったのは、「音」「色彩」「位置」「動き」「ホログラム」の5種類。従来までは文字や図形しか登録できなかったが、今年4月1日施行の改正商標法で新たに追加されることになった。

特許庁の発表によると、4月10日までの出願状況では、「色彩」の203件が最も多く、ついで「音」の166件、「位置」の106件が続いた。

「色彩」では、タカラトミー <7867> が列車おもちゃ製品「プラレール」の線路に使っている青色を出願。久光製薬 <4530> は貼付剤「サロンパス」に使っている濃い青色と緑色の組み合わせを、イオン <8267> は企業ロゴなどに使っている明るい赤紫色を出願した。

「音」では江崎グリコ <2206> がテレビCMで使っている「グ・リ・コ」の旋律を、大幸薬品も <4574> 正露丸のテレビCMで使っているラッパのメロディーを出願した。

色や音の商標登録は欧米ではすでに浸透しており、世界展開する企業などから国内での導入が望まれていた。(ZUU online 編集部)

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