三井物産 <8031> と東洋エンジニアリング <6330> 、神戸製鋼所 <5406> らは5月1日、新興国の一つとして注目されているインドネシアの首都・ジャカルタの地下鉄のプロジェクトを受注したことを明らかにした。東洋エンジの現地子会社である PT.Inti Karya Persada Tehnik とコンソーシアムを結成し、地下鉄の整備事業に共同で取り組む。
発表によれば、同コンソーシアムが今回受注したのは、インドネシア初の地下鉄となるジャカルタ都市高速鉄道南北線で、鉄道システム一式の提供と軌道工事を共同で実施する。地下鉄の距離は約15.7kmで、事業規模は250億円に上る。
同プロジェクトでは、三井物産がリーダーとなり、東洋エンジがプロジェクトマネジメントを担当するとともに、受配電設備や電車線、軌道、昇降機などを設計し、供給。他方で、神戸製鋼はシステムの統合を図り、信号・通信設備や自動出改札システム、ホームドアといった設備の設計・供給を行う。
また、各社は「同プロジェクトは、ジョコ・ウィドド現大統領がジャカルタ特別州知事在職中から積極的に推進してきた開発事業で、日本政府が本邦技術活用条件を適用した円借款を供与している。将来的にはプロジェクトの延伸や東西への新線建設も予定されている」としている。(ZUU online 編集部)
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