ガーナ

日本企業の東南アジア市場進出が珍しくなくなった現在でも、日本企業がほとんど踏み出さない地がある。最後のフロンティア、アフリカ。まだまだ貧しい小さな市場で、リスクを犯してまで進出する価値がないと判断する日本企業が多いのが実情だろう。果たして、それが真実だろうか?

オランダのビジネススクール卒業後、ビジネスオポチュニティー溢れる、西アフリカ、ガーナに、企業のバックアップなしに飛び込み、E-commerce とビジネスコンサルティングの会社.を共同設立。ガーナ初のファッションオンラインショッピングストアをスタートした日本人女性起業家が、チョコレートだけじゃないガーナの現状を、正攻法ではいかないからこそ、中小企業にもチャンスがあるアフリカビジネス最前線の模様と共にお伝えします。

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ガーナの暮らしぶりー台頭するミドルクラス

アフリカで暮らす人々がどのような暮らしをしているか、なかなか想像できない人が多いのではないだろうか。

テレビに映し出されるアフリカは、電気や水道のない秘境で暮らす部族や、貧しくお腹を空かせた子供をクローズアップする。そう、そういう地域や暮らしをしている人たちがいることも事実だが、そうではない人たちが大勢いるのも事実。ガーナの首都、アクラでは、物乞いをしている一部の人を除き、食事が食べられず、飢えているという人はほとんど目にしない。むしろ、肥満体が目に付く。