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(写真=PIXTA)

6日の日本経済新聞では、外国人株主の存在感が高まっていると報じています。2014年度末時点で、好業績と株主還元の増加を背景に海外マネーが株価を支える構図が鮮明で、日経平均株価を構成する225社の6割強の143社で外国人の持ち株比率が上昇し、全体では35.3%と半年前より0.3ポイントアップして過去最高の水準になったと伝えています。

そこで今回はTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に2015年3月末の外国人持ち株比率をチェックし、2014年9月末に比べて外国人持ち株比率が5ポイント以上アップした銘柄をピックアップしてみました。

例えば3月にスマホ向けゲームを開発で任天堂 <7974> と資本・業務提携を発表したディー・エヌ・エー <2432> では、昨年9月末時点の外国人持ち株比率が6ヵ月前に比べ11ポイント余りも下がったものの、この3月末には6ポイント近くアップし上昇に転じています。

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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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