地盤解析の地盤ネットホールディングス <6072> は22日、同社の元経理部長が約500万円を着服していたことが判明したと発表した。これを受け同社ではリスク管理委員会を設置し、全社的なリスクマネジメントに取り組んでいく。

同社によると元経理部長は2015年2月から4月にかけて、売掛金の回収代金として顧客より預かった小切手を、本人名義の銀行口座に入金するなど501万2000円を着服し、主に遊興費として使用していた。元経理部長は発覚を免れるために決算作業を遅らせ、不正操作するなどしたため、3月期決算短信の発表が当初の予定よりも遅れた。

今回の不正行為を受けてリスク管理体制強化を図るため、リスクマネジメントの情報収集・対策と管理責任を負うチーフ・リスクマネジメント・オフィサー(CRO)を選任、山本強代表取締役社長が就任した。また山本社長を委員長、社外取締役を特別委員とするリスク管理委員会を設置、社内のリスクに対する評価を行うことで対策を策定、リスク管理を実行するとしている。

同社では6月20に警察へ被害届を提出、元経理部長は19日付で懲戒解雇処分としている。(ZUU online 編集部)

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