お小遣い
(写真=PIXTA)

新生銀行 <8303> は6月29日、「2015年サラリーマンの小遣い調査」の結果を発表した。男性会社員のお小遣い額(月額)は前年より1930円少ない3万7642円で、1979年の調査開始以来、過去2番目に低い金額となった。

調査は20〜50代の男女約2300人を対象に2015年4月15日〜17日にインターネット上で行った。

調査結果によると、男性会社員のお小遣い額は20代が3万8165円、30代が3万7696円、40代が3万6719円、50代が3万7996円だった。20、30代はほぼ昨年の水準を維持したが、40、50代は昨年から4000円以上の減額となった。女性会社員の平均は3万4468円で、男性同様に昨年からは2244円減少した。

また、男性会社員の平均お小遣い額をライフステージ別でみると、未婚者が最も高く4万3573円となった。既婚者で子どもがいる世帯では、夫婦共働きの場合は3万1620円、妻が主婦や無職の場合は2万7006円となった。

男性会社員の1日の平均昼食代は前年より60円上昇し、601円となった。持参弁当の割合は2年連続で増加。1回の飲み代は外で飲む人は4954円、自宅で飲む人は2861円だった。

消費税の負担を感じる人は男性会社員で78.2%、女性会社員で84.9%と、消費増税直後の2014年より上昇する結果となった。

新生銀行は調査結果について「経済環境や企業業績の好転で一定の収入アップははたせたものの、消費税率のアップや円安による輸入食材の高騰などにより実質的な賃金が減少し、家計が圧迫されたことがうかがえる」と分析している。(ZUU online 編集部)

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