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(画像=PIXTA)

注目を集めるソーシャルレンディング

資産運用と言ったらあなたは何を思い浮かべるだろうか?

多くの人は株式をはじめ、外貨預金、債券や投資信託などといったオーソドックスな金融商品を連想するだろう。しかし昨今、新たな金融サービス「ソーシャルレンディング」を活用した資産運用方法が、個人投資家から注目を集めている。

ソーシャルレンディングは、お金を借りたい企業などに対して、個人がサービス事業者を通じて投資することができるサービスであり、融資型(貸付型)クラウドファンディングとも呼ばれている。

一般的に知られているクラウドファンディングは、対価の無い「寄付型」と呼ばれるものや、物やサービスを対価とする「購入型」がほとんどだ。だが、ソーシャルレンディングは、投資した金額に応じて一定の配当を得ることができるのが特徴だ。

また、個人投資家だけでなく企業にとっても、銀行などに比べ短期間で資金を調達することができるため、資金調達の新たな選択肢として関心を集めている。

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一般的なソーシャルレンディングの仕組み (実際の仕組みは各事業者により異なる)

ソーシャルレンディングでの資産運用

では、ソーシャルレンディングは、他の個人向け金融商品と比べてどのような特徴があるのだろうか。

まず、「利回りが高い」ことに加え「利回りが一定」であることがソーシャルレンディングの最大の魅力だろう。ソーシャルレンディング最大手の「maneo」で募集されている案件の多くは、運用利回りが年5.0~8.0%のものであり、これは定期預金や国債・社債よりもはるかに高い。加えて、利回りは基本的に一定であり、借り手が返済不能にならない限りその配当が支払われる。株式のような価格変動が無いことも特徴だ。

次に、「少額から始められる」というのも魅力の一つだ。もちろん案件によって異なるが、最低投資申込金額は3万円~10万円程度と少ない資金からでも運用できる。当然、ソーシャルレンディングにもリスクは伴うため、初心者にとっては嬉しいポイントだ。

日本には現在maneo、SBIソーシャルレンディング、クラウドバンク、クラウドクレジットなどのソーシャルレンディングサービスがあり、中にはmaneoのように6年以上の実績のあるサービスもある。ソーシャルレンディングは決して一過性のブームではなく、着実に個人投資家に浸透しつつあると言えるだろう。

注目すべきプレーヤーも新参入

ここ最近では、新規参入企業も増え活況を呈しているソーシャルレンディング業界。なかでも注目したいのが株式会社LCレンディングとmaneoマーケット株式会社が業務提携して運営する「LCレンディング」だ。

株式会社LCレンディングは、不動産投資業などを手掛ける株式会社ロジコム(ジャスダック上場)の100%子会社。また、maneoマーケット株式会社は、先述の老舗にして最大手のソーシャルレンディングサービス「maneo」を6年以上にわたり運営している。この2社がタッグを組んだということもあり、サービスとしての信用度は高いと言えるだろう。

LCレンディングの基本的な仕組みは従来のソーシャルレンディングと同様であるが、いくつか特徴がある。

まず、LCレンディングは、不動産特化型をうたっており、サイト上で紹介される案件の多くに「不動産担保」が付くことになる。従って、万一の場合にも融資した資金の保全性は高いと考えられる。

投資対象の不動産は、優良な生活産業テナントが入っている中小規模の地方商業施設をメインとする。こうした施設は、地域に密着して営業されていることが多く、地元の住民にとってはライフラインとも言えるため、テナント撤退のリスクが低い。また、テナントとは10年以上の長期賃貸借契約を結ぶことが多く、短期的な不動産市場の価格変動にあまり左右されないため、キャッシュフローの安定性は高く、銀行からの評価も高くなる傾向にある。

一方、投資先の選定に際しては、半世紀以上に渡る長年の経験とノウハウを持つロジコムグループの「目利き力」が大きな強みとなる。さらに、投資後の商業不動産の運営・管理もロジコムが自ら手掛けることで収益力を高められるだろう。

maneoマーケットが培ってきたソーシャルレンディングにおけるノウハウ、そして6年間という長期間安定稼働し続けたシステム体系も、そのまま「LCレンディング」に引き継がれている。紹介される投資案件だけでなく、サービスの運営面でも安心感が持てそうだ。

気になる利回り(年利)は、4.0%~6.0%程度となっている。ただし、キャンペーン時には更に高い利回りの案件も紹介されるようだ。口座開設の受付は7月3日よりすでに開始されている。ボーナスの一部で資産運用を考えられている方は、ソーシャルレンディングでの運用も考えてみてはいかがだろうか。