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以前『富裕層向け超高級老人ホーム』の等のご紹介をさせて頂きましたが、実際に現状有料老人ホームの検討をされている方もいらっしゃるかと思います。有料老人ホームでは、バリアフリーなど安全に配慮された環境で、食事や家事サービスが提供され、多くのアクティビティを楽しむことができます。今回は、毎日の楽しみであり、健康維持に欠かせない食事について、味、形、栄養の観点から取り上げてご紹介をします。

【参考】
入会金1億円!?〜富裕層向け超高級老人ホームってどんなとこ?〜


有料老人ホームの食事「栄養」


朝食は7時30分~8時、昼食は12時頃、夕食は18時頃が標準的です。手を動かしにくいなど、お一人で食事を召し上がることができない方には、施設のスタッフが食事の介助をします。

有料老人ホームの献立は、健康維持に必要な栄養を過不足なくとれるように栄養士が考えます。カロリーに加え、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などたくさんの栄養素を計算して献立を作ります。施設によって数段階のカロリーの食事を用意し、体格などに合わせて提供しています。

献立は、主食(ご飯、パン、麺)、メインディッシュ(肉や魚など)1品、サイドディッシュ2~3品(野菜など)に、牛乳・乳製品や果物が加わるというメニュー構成が多いです。少しずつたくさんの品目を摂ることができます。おやつは、まんじゅう、最中、ケーキ、パイなど、和菓子又は洋菓子1種類が一般的です。

食材の安全性や調理場の衛生に配慮して食事が作られ、衛生管理基準のHACCP(ハサップ)に対応している施設もあります。


有料老人ホームの食事「個別食」


ご飯とパンを選べるとか、肉と魚のメインディッシュが選べるなど、メニューはできるだけ個人の好みに合うように工夫されています。体調や食物アレルギーにも個別に対応します。プライベートダイニングがあれば、家族や友人と個室で会食を楽しむこともできます。

循環器疾患、腎臓病、消化器疾患、糖尿病などで食事療法をされている方には、減塩食、低蛋白食、易消化食、血糖値の上昇を抑える食事などの治療食を用意します。生活習慣病が気になる方向けにエネルギー調整食(カロリー制限食)を用意するなど、病気の予防にも取り組んでいます。

嚥下困難やかむ力が少ない方には、きざみ食や嚥下調整食(介護食)を用意します。嚥下調整食はゼリー、プリン、ピューレ、ムース、ミキサー食、茶碗蒸し、ねぎとろ、ハンバーグ煮込み、かぼちゃの柔らか煮などです。