富士フイルムは8月20日、インドネシアで販売体制を強化すると発表した。現在デジタルカメラの販売を行っている同国の現地法人「フジフイルムインドネシア」が、新たに写真印画紙やインスタントカメラ・フィルムなどのイメージング製品、デジタルX線画像診断システム・X線フィルムなどのメディカル製品などを取り扱う。主要製品を直接販売することで、売上拡大を目指す。

発表資料によると、インドネシアはASEAN最大の経済規模を持ち、2011年以降実質経済成長率5%を超える成長を続けている。今後も労働人口の増加、個人所得の増加や社会インフラの整備により経済成長し、巨大市場となると見込まれているという。

富士フイルムでは1970年代から代理店を通じてインドネシアでイメージング製品やメディカル製品、グラフィック製品を販売してきた。今後、これらの製品についてもフジフイルムインドネシアから直接販売することで、市場に密着したマーケティング活動や現地ニーズの把握を展開することで、成長を目指すことにした。

同社はASEAN地域でインドネシアのほか、シンガポールやタイ、マレーシア、ベトナム、フィリピンなどに現地法人を置いている。(ZUU online 編集部)

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