Eatsa
(写真=Eatsa)

8月下旬に米サンフランシスコでオープンした、ヘルシー志向のファストフード店Eatsa。メーンコンセプトは「超速サービス」というだけあって、オーダーからサーブまで全て機械化されている。

店内には無数のモニターとオーダー用の機械がズラリと並んでおり、レストランというよりはIT関連のショールームのようだ。客は各々のブースに立ち、タッチスクリーンに映し出されたメニューから、好きなものを選んで注文する。会計をすませると、わずか数分でオーダー受取口から注文した品が現れ、持ち帰るなりテーブルに移動するなりご自由に、という仕組みだ。早い話が、このお店にいる間はまったく、口を開かずに好きな物を食べて、サッサと帰ることができるのだ。


Twitter上では「写真と違った」などの声

英インデペンデント紙が伝えたところによると、利用客の反応は実に様々で、Twitter上では「サンフランシスコの無人レストランに行って来たけど、本当に従業員の姿がなくてビックリしたよ。すごいね!」という呟きもあれば、「どうも写真と違うわね……。」と、メニュー写真と実物の比較を投稿する利用客もいる。

Eatsaだが、他のファストフード店とは一味違う点がもう一つある。欧米ではスーパーフードとして人気の高い、「キヌア」と呼ばれる南米産の穀物をベースに、新鮮な野菜や肉を加えて調理したヘルシーなメニューで、既存の「ファストフード=不健康」というイメージと作り変えようとしている。また、全品500カロリー前後と、ダイエット中の人には嬉しいオマケ得きだ。しかし、客のターゲットは女性だけではなく、意外にも健康に気を使う暇のないビジネスパーソンだという。

どこの国でも、有機野菜をはじめとする新鮮で健康的な食品は割高だが、Eatsaは無人システムで人件費を平均よりも30%近くけずり、高品質なヘルシーフードを全品6.95ドルで提供している。

オープン間もなく話題になっているEatsaだが、無人レストランと低価格なヘルシーメニューで、全米制覇なるのだろうか。(ZUU online 編集部)

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