「外国人が選ぶ住みやすい国ランキング」が発表され、日本は総合7位、アジア圏では2位に選ばれた。
今年で2回目となる「クオリティー・オブ・ライフ・インデックス」は、外国人居住者のためのネットワーク「インターネイションズ」がまとめたもので、世界64カ国を対象に、4つの項目(レジャー、個人の幸せ、旅行・交通機関、健康・安全・幸福)から個人の生活の質を評価し、その総合データに基づいて順位付けされている。トップ10の国を見ていこう。
6~10位にアジアの2カ国がランクイン
まず10位から6位までを見てみよう。
10位 韓国
9位 ドイツ
8位 チェコ
7位 日本
6位 スペイン
10位に入ったのは韓国。個人の幸せや健康・安全・幸福面で昨年よりも順位を下げ、総合順位も8位から2ランク下げる結果に。
日本はアジア圏では2位、総合ではフランスやチェコを抜き7位に選ばれた。レジャー、個人の幸せという点ではポイントを稼ぐことができなかったが、交通機関、健康面、治安面では総合10位以内にランクイン。医療制度や交通機関の充実も評価されている。
ナンバーワンもアジアのあの国 南米からもランクイン
残りトップ5は以下の通りである。
5位 ポルトガル
4位 スイス
3位 オーストリア
2位 エクアドル
1位 シンガポール
5位に入ったポルトガルは昨年13位から大きく順位を上げた。
2位はエクアドル。こちらも昨年の18位から大幅ランクアップとなった。アンケート参加者の92%が「幸福な生活」を送っていると回答しており、愛情を重視する国民性ならではの結果となっている。そうした幸福感が経済の発展に貢献したのか、レジャー施設の充実度でも28位から4位と大きな伸びを見せている。また健康面、治安面も充実しているようだ。
今年堂々の首位に輝いたシンガポール。昨年6位から躍進した。インドネシアとマレーシアの中間に位置し、「近辺のアジア国へも足が伸ばしやすい」という立地条件も一役買い、充実した交通機関と抜群の交通インフラストラクチャー、そして治安の良さで高評価を得た。
その他のアジアの国では、タイやフィリピン、インドネシアなど、自然が豊かで気候が穏やかな国では国民の幸福感が高いという特徴も見られた。
ちなみに中国は交通アクセスの良さでは評価が高めだが、総合評価は31位と低めの順位に落ち着いた。同じ近隣国のアジアでも、このように評価項目にバラつきがあるという点が興味深い。(ZUU online 編集部)