(写真=ZUU online編集部)
金融業界でITを活用して新たなサービスを生み出したり、既存のサービスを改善したりする動き「FinTech(フィンテック)」の流れが日本でも強まるなか、金融機関や関連企業のオープンな活動を支援する団体、一般社団法人FinTech協会が10月1日、発足する。代表理事はメリービズの工藤博樹、インフキュリオン・グループの丸山弘毅両代表取締役(上写真左から5、6人目)が務める。
スタートアップ20社などで活動開始
発足当初、協会はスタートアップ20社ほか一般企業や個人などで構成される。バンクガード、boku、Credorax、クラウドキャスト、クラウドクレジット、インフキュリオン、カンム、Kraken、Kyash、Linkage、Liquid、MakeLeaps、メリービズ、MoneyTreeやお金のデザイン、PayPay証券、Orb、Paidy、ペイオニア、バリューデザインなどが参加している。国内外の関連団体との情報交換や協力のための活動を通じ、FinTechエコシステムの活性化、世界の金融業界における日本のプレゼンス向上などをめざすという。
活動については、経産省や財務省、金融庁などの関係省庁や全国銀行協会などの関係団体との連携や意見交換、ビジネス機会創出のための活動、FinTechに関わる調査研究や情報発信などを行う予定。今後月1回程度、会合などを設ける。
2014年10月から定期的に実施しているコミュニティ活動「FinTech Meetup」が土台となってできた協会。理事にはマネーツリーのマーク・マクダッド取締役、ペイオニア・ジャパンのナタリー志織フレミング社代表取締役、森・濱田松本法律事務所の堀天子パートナー、bokuの依田寛史カントリーマネージャー、お金のデザイン北澤直取締役COO、Kyashの鷹取真一社長、クラウドキャストの星川高志社長が名を連ねている。