(写真=PIXTA)
アルゴナビスの清水洋介社長、ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太氏、SBI証券シニアマーケットアナリストで「相場の福の神」とも呼ばれる藤本誠之氏、生活経済情報研究所ビューズの木村佳子社長の4氏に、お薦めの投資法を尋ねるアンケート企画の第二弾。
前回は①100万円を1年で増やすなら②30代前半、独身、サラリーマン、投資資金:100万円――の2パターンについての回答をご紹介したが、今回は、
③30代半ば〜40代半ば、既婚、サラリーマン、子ども(18歳未満)2人、投資資金:300万円
④30代後半〜40代前半、独身、一流企業勤め、投資資金:500万円
の2パターンについての回答をご紹介する。①、②では投資資金が少ないこともあってか投資先のバリエーションはある程度限られていたが、③、④は個性豊かな回答が寄せられた。
中長期投資を取り入れろ
まず「相場の福の神」藤本氏は③、④ともに同じ回答。①、②で「1日30分のデイトレ」を薦めていたが、③、④のパターンになってくると、成長株か割安株の中長期投資を取り入れていくとよいとアドバイスする。
成長株については、個別銘柄についてじっくり調べ、この企業が成長していくかどうか見続ける。こちらは1〜3株に絞って徹底的に分析することが大切だ。一方、割安株はPERやPBRなどの指標をもとに大量に買い、分散投資するのがミソ。3カ月〜6カ月に1回程度チェックし、利回りが悪くなれば売ればよい。こちらは分析力などは必要ないので比較時難易度は低めである。
①、②のパターンだと100万円しか元手がないのでなかなか成長株を見つけて投資というのではもうけが増えない。また、初心者にとって成長株や割安株への投資はデイトレに比べて投資の練習にならない。デイトレの練習によって儲けた資金を使って成長株か、割安株の投資を始める方がよいということだ。ちなみに売りどきの見極め方は、「買ったときの理由がなくなったときが売り場」だという。
清水氏、伊藤氏、木村氏については③、④それぞれ別の回答があったのでそれぞれご紹介しよう。