阪神大震災や新潟中越沖地震などの大地震の後にも需要が上がったそうですが、昨年の東北大震災を受けて、貸金庫が再度注目を浴びているそうです。

【何を預け入れるの?】

一般的に、家に置いておくのが不安な手形や小切手、土地の権利書や通帳、実印、貴金属などを預け入れるケースが多いようです。

【メガバンクの貸金庫を比較すると?】

三菱 UFJ 銀行

利用料金:年間 2 万 5200 円(本店の場合)
http://www.bk.mufg.jp/tsukau/sonota/kinko/index.html

三井住友銀行

利用料金:半年 1 万 4175 円 (本店営業部の場合)

http://www.smbc.co.jp/kojin/sonota/kinko.html

みずほ銀行

利用料金:年間 2 万 8350 円(本店) ※半自動型

http://www.mizuhobank.co.jp/useful/kinko/index.html



※当然ですが、貸金庫を使用する金融機関に口座がなければ貸金庫の申し込みも不可です。

【どのように開閉するの?】

貸金庫の開閉は、以前は鍵を使用することが多かったが、最近は暗証番号になってきているそうです。

【どのようなタイプがあるの?】

昔は手動型の金庫が多かったそうですが、最近は全自動型と呼ばれる専用ブースで開錠すれば自動的に目の前に運ばれてくる形式が多いようです。

貸金庫の種類によって以下の 3 つのタイプに区別されます。

全自動型:貸金庫カードで専用ブースに入室し、貸金庫の搬出入操作をすると、貸金庫が自動的にブースに搬入されるタイプ。

半自動型:貸金庫カードにより貸金庫室に入室し、貸金庫室内に設置された貸金庫棚にある自身の貸金庫を契約時に渡された鍵で開閉するタイプ。

手動型:窓口で申し込み、行員の立会いのもと、貸金庫室内に設置された貸金庫棚にある各々の貸金庫を契約時に渡された鍵で開閉するタイプ。

【なぜあまり知られていないの?】

基本的にどの銀行でも貸金庫のサービスは提供しています。しかし、なぜあまり知られていないのかというと、貸金庫は供給より需要の方が大きく、どの銀行も積極的に宣伝しているわけではないからだと考えられます。

【注意すべきことは?】

確かに安全性が高いとは思いますが、ただ一つ注意が必要なのは、金融機関に過失のない天災や火事による被害の場合には貸金庫の中身が補償されないことでしょう。

【その他】

金融機関にもよるようですが、貸金庫を借りるには、定期預金をすることを条件にしてきたり、最低預け入れ金額を定めている所もあるようです。需要が供給を上回るのですから、金融機関側が高飛車になるのも当然ですが。

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