前回に続き
前回はデモトレードの申し込みからデモトレードサイトとトレードツールである「はっちゅう君」のダウンロード、セットアップまでやってみました。やってみた感じでは初心者の方でも殆ど迷うことなく丁寧にガイドされていますのでぜひ皆さんに活用して頂きたいと思えるシステムでした。今回は実際に「はっちゅう君」を使ってリアルタイムトレードに挑戦してみたいと思います。
【参考】
GMOクリック証券のFXネオ・デモトレード体験~その1~
①はっちゅう君で新規注文!
2つの注文方法の違いは、通常の新規注文は注文寺時に確認画面が出ますが(確認画面を表示させない設定も可能です)、スピード注文はワンクリックで注文が確定します。慣れないうちは通常新規注文を使って自分が注文した通貨ペア、注文ロット、注文レートを確認画面でチェックしてから発注しましょう。但し、相場は常に変動していますので、ゆっくり確認していると注文が成立しなかったり、注文したレートがスリップしてしまったりする事があります。
「はっちゅう君で」は許容するスリッページの値を設定する事が出来ます。
デフォルトの設定では許容スリッページは「制限なし」にチェックされているので注意しましょう。相場の変動が大きい時には制限なしのチェックを外して許容できるスリッページを入力すれば売買時の不意なスリッページによる不利益を回避できる便利な機能です。筆者も別の取引会社でトレードをしていた時スリッページで思わぬ損害を受けた事が何度かありました。この機能があればその様な事が回避されるのでとてもうれしいですね。
もう1つの注文方法である「スピード注文」ですが、これがすごいと思いました。ワンクリックでポジション保有が出来るのは他の証券会社のツールでもよくある機能なのですが、とにかく応答性が速いです。これはスキャルピングでトレードする人にとってはとても心強いツールだと思います。
注文ロットが素早く変更できる様に6段階(+1・+5・+10・+20・+50・+100)ですぐに変更でき、取引ロットのリセットボタンもあるので素早い取引ロットの変更が可能です。さらに買いも売りも両方のポジションを持つ事が出来ます。
スピード注文の画面では全てのポジションが合算されて表示してくれますので、売り買いを複雑に行ってもトータルで現在の含み益・含み損の状態が一目で分かるようになっています。そして圧巻なのが「全決済ボタン」がある事で、スピード注文で保有したポジションを一括で決済してくれる機能です。スキャルピングでトレードをする際に自分が決めた利益が出たら勝ち逃げするルールを決めておくのは重要な事です。
ポジション毎に決済していたら含み益を確定する前に逃してしまうかもしれません。変動率が高い相場においても、細かくマシンガンの様にポジションを保有してトレードするにはもってこいのツールだと感じました。
②はっちゅう君で建玉決済!
「はっちゅう君」で保有したポジションは「建玉一覧」で見る事が出来るようになっています。ここでは通貨ごとに表示を切り替える事が出来たり、売りと買いで別々に表示出来たりする事が出来ます。
複数ポジションを持つと管理が煩雑になり、間違えて自分が大切にしていたポジションを決裁してしまったり、売りと買いを間違えてしまったりする事も度々ありますが、こういった機能があるおかげでそれを防止する事が出来そうです。
さらにポジションの個別決済もできるようになっており、2万通貨分保有したのであれば半分の1万通貨だけ決済する事も可能になっています。新規注文時と同様にスリッページの設定も出来るようになっておりますので、変動が大きい相場でも安心して決済注文を出す事が出来ますね。
初心者の方は慣れないうちは個別決済で確認しながら決済する方が良いと思いますが、慣れてきたら「建玉注文」の右側にある決済対象にチェックを入れて一括決済をする事も出来るようになっています。
スピーディにポジションを決済する時には便利ですので少しずつ挑戦してみましょう。
③トレードした感想
デモトレードで使う事が出来る「はっちゅう君」は非常に高機能で使いやすいツールでした。
今回の体験記では全ての機能はお伝えできませんでしたが、見やすいGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)で構成されているのでボタンの押し間違いによる誤発注は殆ど起こらないと思います。「はっちゅう君」の動作自体もハイスペックPCで無くても非常にサクサク快適に動いてくれました。
個人的には「スピード注文」の機能が素晴らしく感じました。スキャルピングトレードを行う際にこのツールの有無で勝率が変わってくると思います。ツールの良し悪しによる勝率はトレードを始める時点で決まってしまいますので、みなさんもぜひ
BY N・T:トレーダー
photo credit:
charlieh0tel
via
photopin
cc