投資に興味はあるけど投資資金がない……、そんな方はまず「お金が貯まる家計作り」から始める必要がある。お金を貯める考え方は単純で、「収入を増やし、支出を減らす」を意識すれば良い。しかし、収入を増やすのは簡単ではないだろうから、まずはコストカットから考えたい。

家計をスリム化する方法として最近注目されているのが、私的年金の準備をしながら節税もできるiDeCo(イデコ)やスマホ代の通信費削減に繋がる格安スマホ、そして今回ご紹介したいふるさと納税だ。

年々人気が高まる「ふるさと納税」 返礼品金額に抑制か?

ふるさと納税,お得
(写真=PIXTA)

自分や家族が生まれ育った故郷や、過去に住んでいたことのある思い出の地に、自分の意思で納税できる制度が「ふるさと納税」だ。

ふるさと納税では、自治体独自の取り組みとして、肉や魚といったその土地の豪華特産品等が返礼品として用意されている。ふるさと納税制度が2008年に開始されて以降、寄付を行うことでこれら返戻品を受け取れることから人気が高まっている。

しかし、ふるさと納税の人気の高まりとともに、「たくさんの人から寄付を受けたい」と考える自治体による返礼品の高額化が過熱。例えばiPad等といったその土地に関係のない品物や、商品券といった金券等が登場し始めた。そのため、総務省が2017年4月1日付けで、全国の自治体に対し返礼品(特産品)の調達価格を寄付額の3割以下に抑えるよう通達を出す事態になっている。

ふるさと納税の仕組み