東芝が分社化した半導体新会社・東芝メモリの買収に向け陣頭指揮を取るため、韓国大手財閥SKグループの崔泰源会長が4月24日、日本を訪問した。崔会長は朴槿恵前大統領を巡る疑惑にからんで、検察から出国禁止措置を受けていたが、18日に措置が解除されるとすぐに東芝メモリの買収に動き出した。

東芝メモリを狙うSKハイニックス

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SKのガソリンスタンド(ソウル、写真=TK Kurikawa/Shutterstock.com)

SKはサムスン、現代に次ぐ韓国第3位の財閥企業で石油業や通信事業を主軸としている。半導体メーカーのハイニックスは2001年に経営が破綻し、債権金融機関の共同管理下に入っていたが、2012年3月からSKテレコムの傘下に加わっている。

SKハイニックス社の主力製品はDRAMメモリで、2016年第4四半期の世界シェアは26.7%とサムスンに次ぐ第2位。2017年1~3月期の売上は前年同期比72%増の6兆2895億ウォン(約6086億円)に達し、営業利益は前年同期比339.2%増の2兆4676億ウォンで、売上、営業利益、当期純利益とも四半期ベースで過去最高を記録した。当期純利益は1兆8987億ウォンで、SKグループの中心企業の一つに成長した。

順調なSKハイニックスだが、DRAMメモリが売上の70%以上を占めており、成長が見込まれるNAND型の世界シェアは5位にとどまっている。グループの崔会長が出国禁止の解除と同時に訪日したことからSKグループがNAND市場第2位の東芝の買収を最重要視していると韓国メディア各社は伝えている。

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