10万部を突破したベストセラー『鬼速PDCA』(クロスメディア・パブリッシング)の発売から2年弱が経った。鬼速PDCAもこの2年でさらにPDCAが回ってきたはずだ。発売からのアップデート部分やよくある疑問・質問、ZUUの文化でもある「なるほどシート」から代表冨田のコメントをピックアップして質問をぶつけていく。全7回の特集を通じて、深掘りした鬼速PDCAをお届けする。(聞き手:押田裕太)

――前回はP(計画)フェーズの重要性、8つのステップをお話しいただきました。鬼速PDCA自体もそうですが、実際にやり続けるのが難しいという声もあります。「〜ながら」で、いつもやっている習慣に潜り込ませるといったことも書いてありましたが、他に意識していることはありますか?

集中環境をいかに作るかが大事ですね。いかに自分のそのスイッチを入れられるかということを意識しています。自分の体調とパフォーマンスを日々考え続けている人は強いです。食でもパフォーマンスは大きく変わります、朝のエネルギーは大事ですね。それらを把握して、自分自身の集中力とかそういったことに気をつかえているのかどうかで変わってきます。どうしてもコンディションが悪いとき、PDCAサイクルを回すことを後回しにしてしまいがちですので。

ほかにも自分が好きな場所、落ち着く場所で作業をすることもありますね。高校時代、大学時代とか、社会人の何年目のあの時に良くこのお店を使っていたから今でもたまにくるとホッとするなんてことありませんか? 落ち着く場所というのは良いメンタル状態、心の状態を作り出してくれます。ストレス環境はその逆で色々な邪念が入ってきてしまいます。特に視界に入ってくる情報が多ければ多いほど、集中力を奪う要因になりやすいと言えますからね。あと、窓はとても重要ですね。窓がない部屋だと集中力が落ちやすいですし、アイディアも生まれにくいです。そして景観はとても重要です。

最近、冨田が使う鬼速ハックツール5選

――集中力、集中環境を高めるために冨田さんが実際に使用されているツールを教えてください。