「豪華な本社ビルを建てたら売り」の格言は本当か? ソニーが過去最高益、株価は11年ぶり高値更新だが
(画像=ZUU online編集部)

「豪華な本社ビルを建てたら売り」株式投資の世界にはそんな格言がある。業績が好調で、経営計画を達成した企業の中には豪華な新社屋を建てたり、大々的に本社を移転することがある。だが、そういう時に限って業績がピークを迎え、株価も天井を打つというアノマリーだ。

注目されるのは8月9日、「銀座ソニーパーク」が2020年までの期間限定で開園したことだ。場所は長らく銀座のアイコンとして数寄屋橋に所在した旧・ソニービル跡地。地上の公園はライブやイベントを催すスペースがあり、地下の4フロアは吹き抜けの商業施設となっている。この銀座ソニーパーク、地上部は2020年に限定期間を終えたあと、2022年に「新ソニービル」を竣工する計画なのだ。

先週9月26日、ソニー <6758> の株価は2007年以来11年ぶりの高値を更新した。実はその2007年にもソニーは本社を移転、翌2008年に同社の株価が70%を超える下落に見舞われたのをご存知だろうか? 今回の『そのとき株価が動いた!Market Wave』はソニーを取り上げよう。