2013年4月15日、米経済誌Forbes(フォーブス)が2013年版の「中国人億万長者番付」を発表しました。この番付は、資産10億ドル以上の億万長者を対象としてリストアップしランキングしたものです。
世界中の億万長者を対象に作成されており、今回ご紹介するのはその中国人版となります。

毎年発表されるランキングなのですが、2013年は特徴的な変化がありました。
実はこれまで番付では、過半数を中国本土ではなく香港に住む中国人や東南アジアなどで活躍する華僑の方などが占めていました。しかし2013年のランキングにて、中国国内(大陸)の億万長者の占める割合が昨年の48%から50%に増加し、はじめて半数にまで到達したのです。
中国本土の発展を表す象徴的なエピソードだと思います。

本日はこの番付の情報を参考に、直近の中国の億万長者の動向についてのまとめをお届けします。

【参考:その他の億万長者ランキングはこちらになります。】

2013年版フォーブス億万長者トップ30[世界編]~バフェット氏の連続記録止まる~
2013年版フォーブス億万長者トップ20[国内編]~ランキングが語る栄枯盛衰~
この20年、億万長者の世界にはどんな変化があったのか1/3
2002年、グローバル化とIT革命が生んだ大富豪〜この20年、億万長者の世界にはどんな変化があったのか2/3〜
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90年代、3つのバブルに揺られて〜この20年、日本の億万長者の世界にはどんな変化があったのか?1/2〜
いつかは来るバブルの終わり、その時資産を残す人と無くす人の違いとは?〜この20年、日本の億万長者の世界にはどんな変化があったのか2/2〜
中国でのビリオネアや富裕層の最新事情




◉2013年の中国人富豪のトップ20


過去1年間、中国経済は低迷傾向にあると言われていました。しかし、それでも2013年には資産額が10億ドルを超える中国人富豪は245人となり、これは昨年から47人増加しています。
また億万長者達の資産額の合計は、約1600億ドル増えて7200億ドル近くに達しています。

また、それぞれの増加率を計算すると人数の伸びが約24%、一方合計資産額の伸びが29%となり、資産の伸びが人数の伸びを僅かに上回る結果となりました。
「裕福な人」が、更に裕福になっているという傾向が読み取れます。

さて、ではその「裕福な人」達はどのような方達なのでしょうか。番付の中からトップ20人を抜粋して、以下に掲載します。