横浜市で新築の戸建てを建てるとしたら、どのくらいのお金が必要でしょうか。横浜市でマイホームを考えている方に向けて、新築と中古の価格相場の違いや、横浜市の人気エリアごとの坪単価をご紹介します。

目次

  1. 横浜市の戸建ての価格相場
  2. 横浜市の土地の価格相場
  3. 横浜市内で人気のエリア
  4. まとめ

横浜市の戸建ての価格相場

横浜市の新築戸建ての相場・住みやすいエリアも紹介
(画像=moarave/stock.adobe.com)

まず、横浜市の戸建ての価格相場を間取りごとに見ていきましょう。

出典:不動産情報サイト「アットホーム」神奈川県横浜市の一戸建ての価格相場より(2023年5月24日時点)

横浜市の戸建ての平均的な価格

アットホームによると、横浜市の戸建ての価格相場は4,000万~7,000万円ほどです。エリアや間取りによっては、3,000万円台の戸建てもあります。

新築と中古の価格差

横浜市の新築戸建ての価格相場は4,500万~7,000万円、中古戸建ての価格相場は4,000万~7,000万円です。間取り別に見ると、以下のとおりです。

3DK以下3LDK~4DK4LDK~5DK5LDK以上
新築4,739.94万円4,880.17万円5,420.40万円5,995.87万円
中古4,003.50万円4,046.53万円4,902.66万円6,699.56万円

3~4人家族に多い間取りは、主寝室と子ども部屋2つがある3LDKです。来客が多い、将来同居の予定があるなどの理由で、独立した和室を加えれば4LDKになります。また、子ども部屋を3つにした場合も4LDKになります。

そのため、新築戸建てでは4,800万~5,500万円、中古戸建てでは4,000万~5,000万円ほどが相場といえそうです。

横浜市の土地の価格相場

マイホームを購入する際は、建築済みの戸建てを購入することの他に、土地を購入して新築するという選択肢もあります。続いて、横浜市の土地の価格相場を見ていきましょう。

横浜市の地価公示価格

横浜市の2023年の地価公示価格は1㎡あたり35万2,262円で、坪単価にすると116万4,502円です。横浜市の中心地も含まれるため、あくまで平均ではありますが、35坪の土地なら4,076万円、40坪の土地なら4,658万円が目安ということになります。

地価公示価格とは国土交通省が公表する土地の価格のことで、土地を売買する時の価格相場に影響を与えます。地価公示価格は、毎年1月1日時点における特定の地点の㎡単価を表し、3月下旬に公表されます。

地価公示価格は相場を知る際の指標になりますが、必ずしも地価公示価格のとおりに売買が行われるわけではありません。競争率の高い人気エリアなら、地価公示価格をはるかに超える価格でも売れますし、売り主が急いで売りたいと考えている場合は、安く売りに出されることもあります。

続いて、SUUMOの土地の販売情報をもとに、エリアごとの価格相場を見ていきましょう。

横浜市内で土地の価格が高いエリア

横浜市には18の区がありますが、その中でも土地の価格が高いエリアのトップ5は以下のとおりです。参考に35坪、40坪の土地だといくらになるかという試算もしました。

坪単価
(万円/坪)
35坪
(万円)
40坪
(万円)
横浜市西区139.34,875.55,572.0
横浜市港北区129.14,518.55,164.0
横浜市中区117.64,116.04,704.0
横浜市神奈川区117.04,095.04,680.0
横浜市鶴見区105.53,692.54,220.0

横浜市の中心地である西区や中区、人気の港北区などでは、35坪の土地でも4,000万円を超える可能性があります。

横浜市内で土地の価格が低いエリア

続いて、横浜市の土地の価格が低いエリアのトップ5は以下のとおりです。

坪単価
(万円/坪)
35坪
(万円)
40坪
(万円)
横浜市保土ケ谷区58.52,047.52,340.0
横浜市栄区60.62,121.02,424.0
横浜市戸塚区65.32,285.52,612.0
横浜市磯子区67.22,352.02,688.0
横浜市金沢区68.52,397.52,740.0

戸塚区や保土ケ谷区は人気エリアでありながら坪単価が低く、土地を購入しやすいのが魅力です。35坪の土地なら、2,000万円台が目安です。

横浜市内で人気のエリア

続いて、横浜市で特に人気のあるエリアを4つご紹介します。それぞれの特徴を見ていきましょう。

中区・西区・南区

中区と西区は横浜市の中心地で、多くの人が「横浜」と聞いてイメージする場所です。

西区には、巨大ターミナル駅である横浜駅とみなとみらい駅があります。横浜駅には、駅直結のそごう横浜店やルミネ横浜、駅周辺の横浜高島屋や横浜ビブレなど、ショッピング施設が数多くあります。

また、夜景スポットとして有名な横浜ランドマークタワー、桜の名所で中央には動物園もある野毛山公園など、お出かけスポットも充実しています。

一方で横浜市の18の区の中で最も面積が小さく、中心エリアであることから、土地の価格相場は高めです。

中区は、横浜中華街や横浜赤レンガ倉庫などの観光スポット、神奈川県庁や横浜市庁などの行政機関が集まるエリアです。南側の高台には、横浜市の高級住宅街である山手町もあります。海を一望できる山下公園や、遊園地のよこはまコスモワールドなど、子ども連れで楽しめる施設も充実しています。

中区には繁華街やビジネス街だけでなく住宅街もありますが、人気があるため土地の価格相場が高いエリアです。

南区は公園や植物園など自然豊かな施設が多く、ファミリー世帯も住みやすいエリアです。大岡川プロムナードは桜並木が約3.5キロも続く桜の名所として有名ですが、春以外も四季折々の自然を楽しめる癒やしのスポットとして住民に人気です。また、商店街など下町情緒の残るスポットもあります。

南区の井土ヶ谷駅や弘明寺駅には住宅街も多く、西区や中区と比べると土地の坪単価はやや低めです。

鶴見区

鶴見区は横浜市の中心地や都心にアクセスしやすく、お祭りやイベントが盛んで活気のあるエリアです。

鶴見駅から横浜駅までは約11分、品川駅までは約20分でアクセスできます。鶴見駅直結のCIAL鶴見やミナール鶴見などショッピング施設も充実しており、2021年にはイトーヨーカドーや無印良品が入ったリコパ鶴見がオープンするなど開発が進み、ファミリー世帯の人気を集めています。

鶴見川サマーフェスティバルや鶴見臨海フェスティバルなどイベントが多く、地域のお祭りも盛んで、住民同士の絆が強いエリアでもあります。

港北区

港北区は慶應義塾大学日吉キャンパスがあり、学生が多く治安の良いエリアです。利便性が良く自然豊かで、特にファミリー世帯に人気のエリアです。

日吉駅から横浜駅までは約12分、品川駅までは約30分でアクセスできます。日吉駅直結の日吉東急アベニューや駅周辺のSOCOLA日吉など、ショッピング施設も充実しています。

東京スカイツリーを眺められる大倉山公園や、竹灯籠まつりが開催される小机城址市民の森など、お出かけスポットもたくさんあります。

戸塚区

戸塚区は開発が進み、ベッドタウンとして人気を集めているエリアです。

戸塚駅から横浜駅までは約12分、品川駅までは約30分でアクセスできます。戸塚駅直結のトツカーナモールなど、駅周辺はショッピング施設も充実しています。

ハイキングコースがあり、ホタルや野鳥など自然観察ができる舞岡公園や、子どもたちの冒険心をくすぐる踊場公園こどもログハウス(ニャンぱく砦)など、親子で出かけたいスポットがたくさんあります。

戸塚区は横浜市の中では土地の坪単価が低めで、マイホーム購入を考えやすいエリアです。

まとめ

横浜市で新築戸建てに住みたいと考えている方は、賃貸併用住宅を選択肢の一つとして検討しましょう。

賃貸併用住宅とは、マイホームと賃貸住宅をミックスした住宅のことです。例えば1階部分を賃貸住宅にして第三者に貸し出し、2階部分をマイホームとして家族で暮らすといったものです。賃貸併用住宅のメリットは、入居者からもらう家賃収入で住宅ローンを返済できることです。

賃貸併用住宅を活用すれば、横浜市の人気エリアで一戸建てのマイホームを建てて暮らすことも夢ではありません。むしろ人気エリアのほうが賃貸需要も多く、安定的に家賃収入を得られるでしょう。

家賃収入で住宅ローンの返済をまかなえれば、給与を生活費に充てられるため、教育やレジャーにもお金をかけられます。それどころか、将来家賃収入が住宅ローンの返済額を上回り、収入がプラスになることもあり得ます。

とはいえ、「入居者が見つかるか不安」「大家として何をすればいいの?」と不安になる方もいるかもしれません。「はたらくおうち」では入居者募集や家賃の集金、入居者トラブルの解決なども一任できるため、大家業が初めてでも心配いりません。

現在は老後2,000万円問題や物価上昇など、多くの方がお金の不安を抱えて暮らしています。マイホームを買う際もお金の不安から、立地や間取り、設備などの希望をあきらめてしまう方も少なくありません。

賃貸併用住宅「はたらくおうち」なら、お金の不安を減らしながら、希望どおりの暮らしを実現するお手伝いができると考えています。新しい時代のマイホームの形として、賃貸併用住宅「はたらくおうち」をぜひご検討ください。

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