ANAグループ <9202> は21日、2015年度の航空輸送事業計画を策定したと発表した。

2014年に羽田空港は発着枠が拡大。それに伴い成田空港は北米、アジアの国際線の乗り継ぎ拠点としての役割を担っている。2015年もそれぞれの利点を活かした“デュアルハブモデル”を継続していく。

2015年のサマーダイアでは、成田空港の国際線ネットワークを充実。国際ハブ空港としての機能を強化させる。成田=ヒューストン線を新設し、成田=シンガポール線、成田=バンコク線、成田=ホノルル線を増便。さらに同年9月には成田=クアラルンプール線を新設する。

アジアの経済成長に伴い、北米〜アジア間の渡航需要が拡大してきている。これに対応するため、運行機材の大型化やダイヤの変更、さらにファーストクラスやプレミアムエコノミーのサービスを開始する。

なお、ANAはソラシドエアとの提携を発表。3月29日から1日1往復2便の運航を、沖縄=名古屋(中部)線、1日2往復4便を沖縄=石垣線にて開始する。

また、JALグループ <9201> は2015年の計画を発表。国際線では7月から新たに787-9型機を導入し、『新・間隔エコノミー』の導入路線を大幅に拡大する。路線では成田=モスクワ線を週1便増便し、週4便体制とする。一方、週7便あった関西=ソウル線は運休となる。

国内線では、2014年夏期に再開した地方路線6路線の運営を継続。羽田=新千歳線が1便増便して1日17便に、羽田=那覇線が14便(1日2便増加)する一方、羽田=伊丹線(1日1便減の15便)、羽田=出雲線(1日1便減の5便)などが減便している。

(ZUU online)

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