毎年色づく紅葉を観に多くの観光客が訪れる観光地の中でも今年最も注目を集めている5カ所を紹介。いずれも名の知れ渡っている場所ばかりではあるが、人が多く集まる所だからこその紅葉の魅力に触れてみたいと思う。データはるるぶ.comを参考にしている(統計は2014年の来場者数に基づく)。
第5位 高野山(和歌山県高野町)
ー歴史を感じられる風情ある紅葉
(写真=PIXTA)
高野山は1200年におよぶ歴史をもつ弘法大師(空海)が開山した真言密教の聖地である。標高900mの山上に金剛峯寺を含め117カ寺が集い、一大宗教都市を発展させてきた場所でもある。
町の周辺は森林地帯になっており、寺巡りをしながらハイキングを楽しむこともできる。秋は山内各所を紅葉が彩り美しい。紅葉がトンネルを作る蛇腹道は、夕方にライトアップされ幻想的だ。
紅葉は10月下旬~11月初旬が見ごろとされていて、通年の間行われているライトアップは17時~翌5時までと時間の幅が広く、四季折々に違った景色を楽しむことが出来る。素晴らしく色づいた紅葉を観るにはもってこいのスポットである。
第4位 新宿御苑(東京都新宿区)
ー都会の雑踏から一歩離れた癒し場
(写真=PIXTA)
信州高遠藩主内藤家の下屋敷跡地の一部が明治39年(1906)に皇室庭園として完成し、戦後に一般公開された。
東京ドーム12個分の広さを誇り、園内にはフランス式整形庭園、イギリス風景式庭園、日本庭園などの和と洋の庭園があり、それぞれの異なる魅力を鑑賞することができる。お気に入りの紅葉スポット探しに庭内をのんびり散策して、ビル街に囲まれた中に佇む雄大な秋の自然を堪能してはいかがだろうか。
紅葉時期は11月上旬~12月上旬であり、紅葉同様に見どころのハナミズキは10月中旬~下旬が見頃となっている。
第3位 嵐山(京都府京都市右京区)
ー山に映える錦模様が引き出す美しさ
(写真=PIXTA)
大堰(おおい)川を挟み、小倉山(亀山)と向かい合う山は標高375mと低いが、山全体にアカマツが茂る中に所々にヤマザクラとカエデが上手く混じり合い、緑の中に赤や朱色が錦模様を描き、京都の秋を美しく飾る。
渡月橋を中心にこの付近一帯を含めて嵐山と呼ぶことが多く、京都の代表的観光地の1つである。色づきは11月中旬から12月上旬を予定しており、嵐山もみじ祭が11月8日に行われる予定である。
雨天時は中止となるが、能舞台船、今様歌舞船など多くの船が大堰川に次々と浮かべられ、船遊び絵巻が繰り広げられる。河原でも各種イベントが開催される予定である。
第2位 香嵐渓(愛知県豊田市)
ー4000本ものカエデ 圧巻の光景
(写真=PIXTA)
日本有数の紅葉の名所であり、寛永11年(1634)飯盛山にある香積寺(こうじゃくじ)の11世三栄和尚が、1本1本植栽したのがはじまりといわれている。
巴川沿いの参道から香積寺にかけて約4000本のカエデが赤、橙、黄と色を重ね、素晴らしい光景を織りなす。おすすめスポットとしてあげたいのが「待月橋」からの眺め。
「5色モミジ」と呼ばれ、モミジの種類や紅葉の前後によって色が異なり、グラデーションが生み出される。他にも待月橋までの道中にある「モミジのトンネル」や飯盛山などなど多くの鑑賞地がある。
こちらも第60回記念香嵐渓もみじまつりが開催される予定で、期間は2015年11月1~30日、 ライトアップは同様2015年11月1~30日(変更の場合あり)、時間は日没~21時を予定している。日中と日没でまったく違った世界を味わえること間違いなし。
1位 明治神宮外苑(東京都新宿区)
ー300mの銀杏トンネルに誰もが魅了される
(写真=PIXTA)
明治神宮外苑の魅力は何といっても青山通りから聖徳記念絵画館に向かって続く約300mものいちょう並木である。黄金色に染まった146本のいちょうが織りなす幻想的なイチョウのアーケードは、東京都心の秋を物語っている。
今年の見頃は11月下旬~12月上旬であり、色づくころには第19回神宮外苑いちょう祭りが行われる予定である。今年は11月14日~12月6日を予定しており、10時~16時30分(11月21~23日のみ10~18時)の間開催されている。物産品や陶器の販売、模擬店の出店もある。
これからの行楽地シーズン、美しい色を織りなす紅葉を観て日頃の疲れを癒してはどうだろうか?きっと自分のお気に入りの観光地、お気に入りの紅葉スポットが見つかるはずだ。気になる観光地があれば是非足を運んでみてほしい。(ZUU online 編集部)
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