投資方法と注意点

ネットでこれらASEAN株を購入できるのは、楽天証券やSBI証券などいくつかの証券会社において可能です。この2社を例にとれば、楽天証券では先ほど紹介した4か国、SBI証券ではこれにベトナムを加えた5か国の株式が購入可能で、それぞれレポートも充実しています。また、SBI証券はASEAN株売却の際に外貨決済することも選択可能で、取引の度に為替スプレッドがかかりません。同じ国の株式を繰り返し取引する際には有利といえるでしょう。

注意点としては、ASEAN株は一般口座での取扱いとなることが多いため今まで特定口座だけで取引されてきた方は税務申告の手間も考える必要があります。さらには、ASEANのような新興国の投資には様々なリスクが介在します。政権交代や経済・社会情勢の変化によるカントリーリスク、急激なインフレに伴う通過暴落などの為替リスクなどをはじめとして、市場、信用、流動性、情報のリスクにも目を向けなければなりません。

ASEANの時代が到来

2000年代はBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)への投資ブームがありました。その後、VISTAやNEXT11などBRICsに続くグループとして多くの提唱がありますが、その中には必ずASEANのいくつかの国が選出されています。金融市場の整備とシステムの強化、法律での透明性、安全保障、経済格差など課題も山積していますが、これらを克服すればさらなる成長が期待できるASEAN株。興味がなかった方も是非チェックしてみて下さい。

>ASEAN株に投資するなら SBI証券 または 楽天証券 で口座開設