先月下旬からスタートし約1ヵ月間に渡って続いた小売り企業を中心とした2月決算企業の第3四半期決算発表も今週で終わりました。したがってアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。

そこで今回は2月決算企業を対象に決算後に2社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかで決算発表後に3社が目標株価を引き上げたのがニトリホールディングス <9843> といちご <2337> 、ディップ <2379> で、ニトリホールディングスの株価は決算発表後に大きく水準を切り下げたものの目標株価の引き上げもあって決算発表前のレベルを回復しています。

また、決算発表翌日に株価が大きく上げた高島屋 <8233> やイオンファンタジー <4343> 、ベルシステム24ホールディングス <6183> などでも決算発表後に2社が目標株価を引き上げています。

決算後に複数の目標株価の引き上げがみられる2月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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