日経平均   22,250.25 円 ▼ 236.67 円
≪東証一部≫
売買高    14億4,729万株
売買代金  2兆5967億3300万円
値上り銘柄数 1,047 銘柄
値下り銘柄数 971 銘柄
騰落レシオ(25日) 82.57 % ▼ 1.18 %
為替 1ドル=113.92 円

市況概況

アルゴナビス清水の投資戦略
(画像=PIXTA)

米国株はまちまちで為替も円安となったのですが、昨日の大幅高の反動もあって売り先行となりました。オプションSQ(特別清算指数)算出が終わり寄り付きの売り買いが一巡となったあとは買い戻しもあってTOPIX先行で堅調となる場面も見られました。ただ、買いは続かず、上値の重さが確認されると手仕舞い売りを急ぐ動きで軟調となりました。

昼の時間帯も先物に手仕舞い売りを急ぐ動きも見られ、後場に入ると一段安となる場面もありました。それでも特に材料がないなかで売り急ぐ動きも限られ、下げ渋りとなると買い戻しも入り、買われると売られるということで方向感に乏しい展開となりました。結局後場はほとんど動きはありませんでしたが、安値圏での引け、大幅安となりました。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多くなりました。東証マザーズ指数は小幅高となり、日経ジャスダック平均は軟調ながらも下げ渋ったのですが、二部株指数は比較的大きな下げとなりました。先物はまとまった売り買いは散発的に見られたのですが、断続的に動くということでもなく、指数を動かすような場面はあまりありませんでした。

米国市場に反応したということですが、米国市場よりも弱い感じでした。値上がり銘柄数や値下がり銘柄数の割には指数が下がっており、指数に影響の大きな銘柄の下げがきつかったということでしょう。ここからもさらに買われ過ぎの修正、売られ過ぎの修正が見られるものと思います。

●テクニカル分析

日経平均
大きな陰線となり25日移動平均線を再び下回りました。下値を試す動きになるということで22,000円水準までの下落はありそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。