日経平均   21,507.54 円 ▼ 75.58 円
≪東証一部≫
売買高    13億9,258万株
売買代金  2兆4105億3000万円
値上り銘柄数 596 銘柄
値下り銘柄数 1,431 銘柄
騰落レシオ(25日) 81.83 % ▼ 9.05 %
為替 1ドル=112.88 円

市況概況

アルゴナビス清水の投資戦略
(画像=PIXTA)

米国株が大きく下落したことなどから売り先行となり、大きく下落して始まりました。売り気配から始まるものも多かったのですが、寄り付きの売りが一巡となると下げ渋り、下げ渋りが見られると今度は売られ過ぎ銘柄の買い戻しや買い直しが見られて下げ幅縮小となりました。特に材料があったということでもなく、値ごろ感からの買いも見られたということでしょう。

昼の時間帯も特に材料はなかったのですが、値持ちの良さや後場からの日銀買いを予想しての買い戻しを急ぐ動きもあり、後場に入ると下げ幅をさらに縮小となりました。それでもさすがに節目とみらえる21,500円を超えてくると買い戻し一巡感や戻り売り、手仕舞い売りに押されるものも見られ上値の重くなるものも目立ち、方向感に乏しい展開となりました。結局最後まで値持ちは良かったのですが、買われるということでもなく21,500円の節目水準での引けとなりました。

小型銘柄も軟調となるものも多かったのですが、売られ過ぎの反動で堅調となるものも見られまちまちでした。東証マザーズ指数や二部株指数、日経ジャスダック平均は揃って軟調でした。先物はまとまった売り買いは少なく、散発的に見られるまとまった売り買いに指数が振らされることもありましたが、特に方向感を出すということでもありませんでした。

相変わらず米国株に大きく売られるものが多く売り先行となりましたが、米国での半導体株の買い戻しなどを好感して売られ過ぎ感の強い半導体株などに買い戻しが入った形です。ここからさらに買い上がるだけの手掛かりにも乏しく上値の重さが確認されると手仕舞い売りに押されるという状況がもう少し続くと思います。

●テクニカル分析

日経平均
陽線となったのですが、戻り切らずまだ下値を試す動きもありそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。