釣りにゴルフ、自転車―3密対策で鮮明

屋外レジャー
(画像=Pinkyone/Shutterstock.com)

コロナ禍での3密を避ける娯楽として、屋外レジャーが関心を集めている。キャンプが大 ブームとなったほか、釣りやゴルフ、サイクリングが世界的に盛り上がっている。新型ウ イルスが再び猛威を振るう中で、こうした分野の人口は一段の拡大が予想される。

折からのキャンプ人気は、3密を避けられるメリットも加わり衰えをみせない。経済効果 も大きく、キャンプ用品専門店のスノーピーク(7816)の売上高は、8、9月とそれぞれ前 年同月比45%増、31%増という大きな伸びを示した。株価は3月安値から10月高値までに4. 2倍に値上がりし、ほかの関連株にも買いが波及している。

キャンプ同様に、感染リスクを抑えて楽しめるレジャーが釣りやサイクリングだ。

釣り具と自転車部品の大手シマノ(7309)は、27日に発表した今12月期第3四半期累計の 連結営業利益が543億円(年同前期比7.7%)に拡大した。7~9月の営業利益は同56.8% の大幅増となるなど、ウィズコロナの消費トレンドを色濃く反映。28日の株価は一時、前 日比15%超値上がりした。

同社が強い欧州では、コロナ禍でバスや電車から自転車に移動手段を切り替える動きが強 い。また、日本でもファミリー層を中心に釣りを楽しむ人が増えている。同社は通期の営 業利益の予想を635億円から770億円(前期比13.2%増)に引き上げた。

「ダイワ」のブランドで知られる釣り具世界首位のグローブライド(7990)も業績好調。 連日で年初来高値を更新し、3月安値に対する上昇率は150%(2.5倍)に達する。それで もなお依然として市場の買い意欲は強く信用取組も良好だ。

釣り関連ではティムコ(7501・JQ)や浜井産業(6131・(2))も浮上する。ティムコは フィッシング用のルアーやロッドのほか、アウトドア用品を手掛ける。スノーピークと資 本・業務提携をしている点も注目材料だ。

密集しないで楽しめるスポーツとしては、ゴルフも外せない。「おひとりさま」で楽しめ ることもあり、プレー予約「1人予約ランド」のバリューゴルフ(3931・M)は会員数の増 加基調が継続している。「GoToトラベル」に対応したゴルフツアーも盛り上がる。

バリュゴルフの株価は、今1月期上期の堅調な業績を受け9月に入り急騰した。時価総額は まだ36億円と小さく、高値から半値ほどまで調整した水準を狙い目とみる向きもある。

このほか、ゴルフ情報のゴルフダイジェスト・オンライン(=GDO、3319)やカーボンシ ャフトのグラファイトデザイン(7847・JQ)、自転車のあさひ(3333)やOlympicグルー プ(8289)、エイチーム(3662)などもマークしたい。(10月29日株式新聞掲載記事)

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