JAL・ANAとの共同運航へ

航空業界・航空行政を巡ってさまざまな思惑が飛び交うなか、スカイマーク自身がANAへの支援要請を検討していることを発表した。スカイマーク、ANAどちらも望まぬ交渉がスタートしている。スカイマークが消滅してしまえば、航空運賃が高止まりしてしまう可能性があるため、どうしても第三極を残したいと考えている国土交通省が主導でセットした提携交渉の色が強い。JALとの共同運航で決まっていた方針が再び混とんとなりそうだ。スカイマークもJAL、ANA以外の出資には消極的ではない。交渉の行方によっては、再びエアアジアなどの外資が名乗りを挙げてくることもありうる。

スカイマークものんびりはしていられない。2014年12月19日には「エアバス社が英国商事裁判所に対し、訴訟の準備を開始したことを通知した」ことをスカイマーク自身も確認している。差し迫る訴訟が、JAL・ANAとの提携交渉にどのように影響してくるのか今後も注目したい。

(ZUU online)

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