ネットでは「炎上」の記事、堀江氏らは学生の側を批判

これに対し、インターネットでは「やる気のある学生という労働力を確保したにもかかわらず、そのリソースを全く有効活用することができなかった。要するに結果が出せなかったという意味では完全に仕事の振り方を間違えた岩瀬社長のミス」と批判する記事も掲載された。記事タイトルには「炎上」との文字も踊っていた。

岩瀬氏の側に立つ意見もネットでは見られる。レオス・キャピタルワークス社長の藤野英人氏は「岩瀬大輔さんすごいチャンスをあげたんだよなあ。だって彼の人脈で会っている人は本当に様々で、どういう人たちと会っているのかということをそこで生データで見ることができる」と述べている。

はあちゅうのニックネームで知られるフリーの編集者・ブロガーの伊藤春香氏は「面白くない仕事にしてるのは自分だと思う」とバッサリ。堀江貴文氏も「出待ちとかマジうぜえ。中に入れてくれただけでも御の字だろ。俺だったら無視だな」と発言、岩瀬氏を擁護する声が若手実業家から相次いでいる。


あるべきインターンシップの姿とは?

大学ジャーナリストの石渡嶺司氏によると、インターンシップでは業界動向や仕事の説明、社員の作業補助、プログラムなどの入力作業にビジネスゲームやグループワーク、なかには模擬面接や社員との懇親会まで用意しているところもあるという。

こういった多種多様なインターンシップの内容と比べ、2週間入力作業のみ、というのは学生にとって一見つまらなく見えたのかもしれない。また単純作業をさせる前に岩瀬氏がその意図やヒントを伝えていれば結果は違ったのでは、とする意見も聞かれる。

過去には「石の上にも三年」と新入社員、若手に単純作業をさせる風潮があったが、最近では「意味がない」という効率性、合理性を求める声もある。前述の堀江貴文氏が「寿司職人が何年も修行するのはバカ」と発言、賛否両論巻き起こしたのは記憶に新しい。

いろんな意見があるインターンシップでの単純作業。どんなインターンシップが企業・学生ともに魅力あるものとなるのか。仕事に対する考え方が変化している以上、インターンシップのあり方も変わるはず。この議論が終わることはないのだろう。(ZUU online 編集部)

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