目次

  1. はじめに
  2. 金融リテラシーとは
  3. 財務三表(PL/BS/CF)
  4. 4つの資本
  5. その他

はじめに

この「金融教育 用語集」は、ZUUのバリューの1つである『資本家思考』の元、金融教育に関する基礎的な単語を解説したものです。

金融リテラシーとは

金融リテラシーとは「金融や経済に関する知識や判断力」のことで、私たちが社会の中で安定した生活を送るためには、お金に関する正しい知識や適切な判断力を持つことが不可欠です。

金融庁が設置した金融経済教育研究会がとりまとめた報告書では、「最低限身に付けるべき金融リテラシー」として以下4つの分野が記載されています。

出典:金融庁「最低限身に付けるべき金融リテラシー」

家計管理 「適切な収支管理の習慣化」。簡単に言えば「家計をやりくりする」こと。 すなわち、収入と支出のバランスが適切であるか、赤字の場合、それをいつまでに解消するか考え行動に移すことです。
生活設計 人生設計に対して、将来どのくらい資金が必要になるか考えること。 例えば、結婚や出産育児、住宅の購入から老後資金や早期退職といったことに至るまで、人により様々なライフプランがありますが、それらのライフプランに対して、いつまでにいくら資金が必要なのか考え算出し、その資金をどの様に確保するのか考え、情報を収集し行動できる能力が必要になります。
金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択 投資に関わらず、保険やローン・クレジット、資産形成の商品など幅広い金融商品に対する知識をつけ、その知識を活用し、自分にとってどの金融商品を選択すべきか判断を下すことができる能力が必要です。
外部の知見の適切な活用 金融や経済の分野は幅広いため、すべてを1人で網羅するのは困難です。基礎知識は自ら身に付けつつも、わからないこと・苦手なことは専門家や専門の機関など、外部の知見をうまく活用する癖をつけましょう。

財務三表(PL/BS/CF)

PL(Profit and Loss Statement) 損益計算書とは、会社の一定期間の経営成績を、収益・費用・利益の3要素から示している書類です。 つまり、損益計算書を見れば「どのようなことに費用を使って、どれだけ利益を出したのか」という、利益を出すまでの過程を見て、会社の経営成績を知ることができます。
BS(Balance Sheet) 貸借対照表とは、一定の時点において会社の財務がどのような状態であるかを示す書類です。 貸借対照表にある、資産・負債・純資産の情報から「どのように資金調達し、どのように使ったのか」を読み解くことができます。
CF(Cash Flow Statement) キャッシュフロー計算書とは、一会計期間中の現金及び現金同等物の流れを示した書類です。 損益計算書と貸借対照表を見れば、現金や預金、利益について知ることができます。 しかし、より詳細なお金の流れを追うためには、キャッシュフロー計算書を見て、分析する必要があります。

▼ 個人のP/L・B/Sについてより詳しく知りたい人はこちらの記事をチェック
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4つの資本

人的資本 個人の知識・スキル、信用力・ブランド、人脈・ネットワークなど。
金融資本 金融商品など
固定資本 車、家など所有しているもの。
事業資本 自分で会社を作ること。事業の種・アイデア。

その他

投資によって得られる利益2分類

インカムゲイン インカムゲインとは、投資した資産を保有することで得られる収入を指します。具体例として、株式を持っていることで企業から支払われる配当金、定期預金や債券などから得られる利息、不動産の家賃収入などがあります。
キャピタルゲイン キャピタルゲインとは、株式や債券など、保有している資産を売却することによって得られる売買差益のことです。 例えば、株価30万円で購入した株式が、35万円になったときに売却した場合、差額5万円(手数料・税金を除く)がキャピタルゲインになります。売却することによって損失が出た場合はキャピタルロスといいます。
出典:初めてでもわかりやすい用語集|SMBC日興証券
ポートフォリオ ポートフォリオとは、どれくらいの配分で金融商品の具体的な銘柄へ投資するかという組み合わせを指します。 株式や債券、REITといった異なる資産を組み合わせ、資産配分を考えていきましょう。