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良書で賢く情報取得しよう

明るい将来のために読んでおきたい「確定拠出年金の本5選」

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(写真=PIXTA)

年金不安の高まりとともに、老後資金の有効な準備方法として「確定拠出年金」が大きな注目を集めている。それに伴い、関連する著書も多く目にするようになってきた。制度が複雑でイマイチよくわからないという人が多い確定拠出年金だが、利用しないままではもったいない。書籍でじっくりと学び、賢く活用していただきたいものだ。

そこで今回は、確定拠出年金に関して書かれた書籍の中から、特に読んでいただきたい5つの本を紹介する。筆者がこれまでに読んだ本や、話題になっている本、これから読んでみたい本などから選び、概要やポイントを挙げてみた。まずは、ご自身に必要だと感じる本から手に取ってみていただきたい。

いま読むべき本は

1、金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術(かんき出版)

1冊目は、2013年に発売された竹川美奈子著「金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術」(かんき出版)。

資産運用に関する数々の著書を出版している竹川氏。いずれの書籍も、初心者にもわかりやすいと定評があり、一方で、経験豊富な投資家からも厚い信頼を集めている。その竹川氏が、確定拠出年金について解説した本書は、確定拠出年金の概要や年金制度について詳しく書かれている。個人型で確定拠出年金を始めようという人であれば、入門書として最適な一冊だろう。特に、20~30代の比較的若い世代には役立つ内容だ。

2、金融機関が教えたがらない年利20%の最強マネー術(河出書房新社)

2冊目は、2015年発売の頼藤太希と高山一恵の共著「金融機関が教えたがらない年利20%の最強マネー術」。

竹川氏の本のタイトルと似ているが、こちらは確定拠出年金のことだけを純粋に初心者でもわかりやすく記載されている本である。また、2015年に発売されていることでデータも新しく、個人型と企業型の両方に対応している。確定拠出年金の概要や世代別の運用方法、それぞれの商品に関する説明などもあり、投資や金融の知識に自信がない人でも非常に読みやすい。

特に、はじめの一章を老後資金に対する考え方に割いていることで、確定拠出年金だけでなく、どのような備えや心構えが必要なのかというところから理解することができる。比較的早く運用を始めた人は、今後どのようなポートフォリオに移行すべきなのか、また、老後までの時間が限られている人であっても、効果的に資金をふやしていくためにはどうすればいいのかといった点もまとまっており、全ての世代に役立つ一冊となっている。その他、初心者がつまずきやすい手続きや、制度の疑問などに対して解説されたページは重宝するはずだ。

3、自分で年金をつくる最高の方法(日本地域社会研究所)

3冊目は、2013年に発売された大江英樹著「自分で年金をつくる最高の方法」。

会社員時代より、長く確定拠出年金に関わってきた著者ならではの視点で書かれた運用に関する一冊。大江氏の実体験に基づいた金融商品の解説が、多くの読者から共感を得ている。ちなみに、一冊目にご紹介した竹川氏の著書が個人型で運用する人に向いているのに対し、こちらは、勤め先の企業が確定拠出年金を導入している人に適しているだろう。

特筆すべきなのは、定年が間近に迫った60歳前後に向けて、確定拠出年金の具体的な受け取り方をレクチャーしているという点。制度の概要や運用について解説された書籍は多数あり、節税によるメリットの大きさは理解しやすいが、本書では、意外と見落としがちなのがポイントもきちんと盛り込まれているのが嬉しい。制度を知り尽くした大江氏だからこそ書ける、確定拠出年金に関する貴重な一冊と言えるだろう。

4、自分でやさしく殖やせる「確定拠出年金」最良の運用術(日本実業出版社)

4冊目は、2014年に発売された岡本和久著の「自分でやさしく殖やせる『確定拠出年金』最良の運用術」。

年金投資会社の社長だった岡本氏が、中立的な立場で確定拠出年金の運用について解説した本書。確定拠出年金の概要を知りたいという完全な初心者よりは、すでに制度を利用していて、より効果的な運用やスイッチングの方法を知りたいという読者に向いていると言えそうだ。薦めている運用法の具体的な解説があるため、確定拠出年金の運用以外の資産運用の知識としても、役立つ内容になっているようだ。

5、全面改訂 ほったらかし投資術(朝日新書)

5冊目は、2015年に発売された山崎元と水瀬ケンイチの共著の「全面改訂 ほったらかし投資術」(朝日新書)。

この本では、主にインデックス運用に関して丁寧に解説されている。投資初心者が金融商品のうたい文句に踊らされず、手間やコストのかからない資産運用を始めるならまず一読しておきたい内容だ。会社員投資家である水瀬氏が、なぜインデックス運用を始めたのかといった序章部分も非常に興味深かった。確定拠出年金においては、資産全体の最適化といった観点から、どのように運用商品のポートフォリオを組むべきかといった解説がされている。確定拠出年金の運用をすでに開始していて、インデックス運用の理解を深めたいといった方向けの一冊である。

良書でまとまった情報を取得しよう

以上、確定拠出年金に関する書籍を5冊紹介した。確定拠出年金に限らず、金融商品の運用を始める際には、その分野の良書を1冊手に取り、まとまった情報を得ておくことをおすすめする。

また、中立な立場でアドバイスをくれる投資に強いファイナンシャルプランナーなど、お金の専門家に相談することも重要だ。間違っても、金融機関の言いなりになることだけは避けたい。自分で知識や情報を得て、より有効な運用を目指していこう。
武藤 貴子 ファイナンシャル・プランナー(AFP)、ネット起業コンサルタント
会社員時代、お金の知識の必要性を感じ、AFP(日本FP協会認定)資格を取得。二足のわらじでファイナンシャル・プランナーとしてセミナーや執筆を展開。独立後はネット起業のコンサルとともに、執筆や個人マネー相談を中心に活動中。FP Cafe登録FP。

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