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確定拠出年金スタートクラブより

恐ろしい老後破産の実態、老後の生活費を見直そう

Senior
(写真=PIXTA)

2015年の「簡易生命表」によると、男性の平均寿命は 80.79 年、女性の平均寿命は 87.05 年。日本人は前年に比べて、ますます長生きになっている。

長生きは大変喜ばしいが、一方で、老後の貧困はより深刻な社会問題になりつつある。

老後の生活費の平均

総務省統計局がまとめた「家計調査報告」の家計収支編によれば、年金で夫婦2人暮らしをしている夫65歳以上、妻60歳以上の世帯の実収入は21万3,379円。そのうち91.3%は公的年金などの社会保障からの収入だ。一方で、消費支出は24万3,864円。非消費支出である税金などを含めると、ひと月あたり6万2,326円が不足となる。

人によっては年金収入だけで生活していけるかもしれないが、現役のときの給与所得に比べて公的年金の受給額が大きく下回るのは自然なことであり、老後の生活における月々の収支がマイナスになることは、想定されることだ。

「現役世代に貯蓄をして、老後は公的年金を受給しながら貯蓄を取り崩して暮らす」ということは、老後のライフスタイルとして当然だ。また、公的年金は「どんなに長生きしても終身で受給できる」制度なので、十分な金額ではないにせよ、収入がゼロになってしまうことはない。

しかし注意したいのは、公的年金だけではまかなえない生活費を補うための「取り崩す貯蓄がどのくらいあるか」ということだろう。

老後破産の実態

冒頭の「簡易生命表」は、0歳の子どもの寿命を示すものなので、それぞれの年齢に照らして見る必要がある。調査の2015年時点で65歳の男性は、あと19.46年、女性は、あと24.31年の平均余命があることになる。「平均」ということは、もちろんそれを上回って長生きする場合もある。

例えば、先ほどの調査結果をベースに月々約6万円が不足するとして、65歳時点の女性の平均余命に合わせて計算すれば、1,800万円程度の老後資金が必要となることになる。

では、誰もがそれに見合う貯蓄を準備しているのだろうか? 2015年の「高齢者世帯の貯蓄現在高階級別世帯分布 (2人以上の世帯)」では、貯蓄の平均値は2,396万円、約45%が1,800万円以上の貯蓄を持つ世帯となっている。貯蓄保有世帯の中央値は1,592万円である。

しかしその一方で、ショッキングな事実も分かる。全体の約37%が貯蓄1,000万円未満、そして貯蓄100万円未満の高齢者世帯が全体の8%を占めることだ。金融資産が500万円未満の世帯は、全体の約22%となっている。

老後の経済破たんは、生活保護受給世帯数のデータからも裏付けられる。2016年3月の調査時点で、生活保護を受給する世帯の中で、初めて高齢者世帯の割合が半数を超えた。2016年8月分概数での生活保護世帯数は全国で163万6,636世帯、うち高齢者世帯は83万4,621世帯で全体の51.3%を占めている。

このように、若年層に比べて手厚い社会保障を受けているはずの現在のシニア層にも、すでに貧困問題が顕在化している。十分な公的年金が期待できない現役世代においては、自助努力をしておかないと、老後に経済破たんしてしまうリスクをより多く抱えているといえるだろう。

余裕のある老後を過ごすには

ところで「余裕のある」老後を目指すなら、貯蓄額はどのように変わってくるのだろうか。生命保険文化センターの調査では、まず夫婦2人で老後生活を送るうえで必要と考える「最低日常生活費」は平均22万円である。しかし、「最低日常生活費」と「ゆとりのための上乗せ額」を合計した「ゆとりある老後生活費」は平均35万4,000円となっている。ここで言うゆとりとは、旅行やレジャー、趣味や教養、日常生活費の充実を指している。

できれば、老後にはゆとりのある生活を送りたいと思う人は多いだろう。そのためには公的年金以外の大きな柱となる、預貯金をしっかり蓄えておく必要がある。現在の支出に無駄はないか、一度見直してみたり、これから先に必要となる費用をライフプランと共に書き出してみたりしてはいかがだろうか。

マイホームや車のローン、子どもの学費といった大きな費用以外にも、自宅の修繕費・車の維持費・医療保険などさまざまな資金が今後必要となることが考えられる。将来に備えて貯蓄している人も、再度計画を練り直すことを勧めたい。

老後破産とならないために

老後の暮らしを支えるのは「公的年金」と「貯蓄の取り崩し」だ。この原則は変わらないが、現在の高齢者に比べて十分な給付水準が期待できない現役世代は、「貯蓄」部分を厚くしておかなければならない。夫婦2人の1ヵ月の支出は22~24万円程度、余裕のある生活を求めるなら35万円程度が目安となる。

「稼ぐ力」も「貯める力」もある現役時代に比べて、老後は働く機会や健康も心もとなくなるのは当然だ。現在の暮らしの無駄を見直し将来に向けて貯蓄する努力が、老後の自分を救うことになるだろう。(提供:確定拠出年金スタートクラブ

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